続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「らーめん つけめん 鶏の穴」【池袋】

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◆「らーめん つけめん 鶏の穴」【池袋】

 ◎「ハニーマスタードあえ麺 とりのプーさん」八〇〇円

 …水曜日。
  今週も何とか、週末に漕ぎ着ける。
  毎日、色々と濃いと言うか、心身共に鉋で削られる様な感じでぐったり…。
  疲労が抜ける事は無く、毎日、疲労の上塗りと言った塩梅。
  心臓も先月の検査で何でもないと言われるも、心臓に悪い出来事続きで、
  右心室、左心室、右心房、左心房に損傷を来たしてやないか不安でならない…。
  さて、話は遡って水曜日。
  真ん中もっこり水曜日だが、もっこりする元気も有りゃしない。
  午後から出掛ける前に、池袋で偶には昼御飯でも摂ろうかしら。
  月も改まって、早くも六月に突入し、今月も頂きに参ろう。
  月替わりの限定麺を御目当てに、毎度の此方に御邪魔する。
  念の為、今年に入ってからを振り返ってみよう。
  一月は「とろーりチーズのチゲらーめん」、二月は「トリミソラシド」、
  三月は「とりちゃんぽん。」、四月は「トマトつけ」、
  先月は「くまもと応援 鶏まーゆ」と来て、夏らしいのが来るのかしら。
  店頭の貼り紙を見ると、「ハニーマスタードあえ麺 とりのプーさん」とな。
  プースーの無い和え麺と言う事で、熱さを緩和させ、夏らしい感じだが、
  言ってみれば、此れも駄洒落メニューと言う事かな…。
  券売機で食券を購入し、木戸を開けて中に入り、程無くして着席。
  食券を提示し、温い水を受け取り、出来上がりを待つ。
  相変わらず繁盛しており、女性一人客も居り、人気の高さが窺える。
  さて、一〇分程で白い丼が遣って来る。
  ん!?何だか、野菜祭りだ…。
  表面が黄色ピーマンと玉葱で覆い尽くされている。
  大丈夫かしらと疑念を抱きつつ、先ずは箸で全体をざっくりと混ぜ合わせる。
  油蕎麦、混ぜ蕎麦、和え蕎麦の類は、確り撹拌するのが鉄則らしいが、
  個人的には、味を均一化させず、バラつき、疎らの有る方が好みなので、
  適度に、全体が馴染む程度に混ぜ合わせるのが好みだ。
  丼の底のテレレは、此方の売りの鶏白湯を基本とした物の様だ。
  いざ、麺を手繰って啜れば、矢張り、鶏白湯の濃厚なこってりとした味わいと、
  其の名の通り、蜂蜜の甘味と、辛子の風味が心地好い。
  程好い酸味も、此の時期の湿っぽい陽気を爽やかにして呉れる。
  もう少し違和感が有るかなと危惧したが、上手く纏まるものだ。
  「蜂蜜の優しい甘さと、マスタード香るあえ麺。プーの気分で召し上がれ」と、
  貼り紙には有るが、プーの気分はどんな気分で頂いたら良いのだろうか…。
  黄色ピーマンと玉葱も甘味が有り、テレレや麺の熱に馴染んで食べ易く成る。
  扁桃を薄く削った物が入っており、其れを頂けば、香ばしさとコクが加わる。
  更には西洋松茸も入り、様相としては随分と洋風な感じだ。
  麺は中太のもっちりとした物で、テレレが確りと纏わり付き、
  熱熱で猫舌泣かせだが、テレレと具と良く絡んで旨いな。
  此れも「三河製麺」製だろうか。
  具は、何時もの様なゴロっとした鶏叉焼ではなく、胸肉の薄切りが入り、
  何処と無く酸味が感じられ、細かい細工がされている様だ。
  何だか、あっと言う間にペロッと平らげてしまう。
  来月は何かしらと、愉しみで成らない。