続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ドン-キタモト」【北本】

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◆「ドン-キタモト」【北本】

 ◎「ラーメン(並)」七〇〇円

 …昨日。
  一昨日の晩、呑んで酔っ払い、記憶を失くし、気付けば携帯電話も失くす…。
  一夜明け、改めて「やっちまったな」感に襲われ、数年振りの失態に落ち込む。
  先ずは、携帯電話屋に駆け込み、携帯電話を新調しないといけない。
  朝一番に出掛け、一時間半程で完了するが、連絡先は全て消失。
  何とか、五年前の携帯電話が有ったのを持ち込むが、通信不良で吸い出せず、
  取り敢えず、手動で全て移し替えなければ成らない事が判明。
  しょんぼり落ち込んだ儘、高等学校時分の友人に車検で預けていたのを取りに、
  吹上へと出掛け、大金を支払って、僕同様にポンコツな自動車を回収。
  蓄電池を交換したので出費が嵩んだが、まあ、あと二年乗れれば御の字だ。
  さて、帰宅の途に就くが、落ち込んで食欲も余り無いが、
  新しい携帯電話を手に出来たので、気を取り直して、食べて帰ろう。
  ふと浮かんだのが、北本に在る、「ジャンクガレッジ」の支店の此方。
  二〇一四年一月九日以来、二年八ヶ月半振りに訪店。
  十四時を廻っていた所為か、空席も有り、すんなり入店。
  券売機で食券を購入するが、食欲も無いので、「ラーメン(並)」で。
  冷水を汲んで着席し、食券を提示し、出来上がりを待つ。
  威勢の良い中年女性店員氏が辣腕を揮っている感じだ。
  一〇分強で無料の乗せ物を訊かれ、「大蒜、脂で」と、野菜は普通で。
  随分と弱気に成ったな…。
  其れにしても、昨今の「ジャンクガレッジ」のプースーの少なさは異常だ。
  五〇円値上げしても良いから、プースー位はなみなみと注いで欲しい。
  蓮華を手に取り、野菜の隙間に捻じ込む様にしてプースーを掬う。
  ゲンコツ、鶏ガラ、背ガラ、モミジ、香味野菜を八時間丹念に炊き込み、
  旨味だけを凝縮する為に余分な水分を飛ばし、ゼラチン質が多いトロトロした、
  其の凝縮スープに背脂を投入し、コクと旨味と甘味を与えると言うのが売り。
  ややとろみの有るプースーは、当たり前だが、「ジャンクガレッジ」と一緒。
  化学調味料のケミカルな味わいが、舌にヴィンヴィン伝わって来る。
  少な目の野菜には、卓上の醤油ダレをドレッシング感覚でぶっ掛ける。
  茹で加減だけは、シャキシャキとクタクタの中間と、僕の好みだ。
  背脂も存在感を醸し出している。
  麺はすっかり御馴染み、「ニッセーデリカ」製。
  特注の強靭な腰を持つゴワゴワした極太麺で、オーションだけで打たれた麺は、
  強い小麦の風味を持ち乍ら、独特の食感を持つと言うのが売り。
  然し、昔の「浅草開化楼」製の時分と比べたら、月と鼈だ。
  表面のツルツルした感じと、市販の生ラーメンの様な風味が残念さを増幅。
  旨いは旨いのだが、麺にしても豚にしても、改悪されている印象は否めない。
  さて、其の豚だ。
  プースーに浸して置くが、噛むと豚臭さが感じられてしまう。
  最早、御決まりと言うか、定番の豚に成り下がってしまった。
  矢張り、「ジャンクガレッジ」が一番輝いていた往時の豚は、
  「ジャンプ」に行かないと頂けないので、此方では御手軽な大蒜摂取、
  此れが僕の中での棲み分けと成っており、大きな期待はもうしていない…。
  確りと、大蒜は充填出来、其の点だけは満足している。