◆「大宮酒場 もつ焼きエビス参」【大宮】
…先週火曜日。
もう、真面に休みが取れない暮らしに成り、心身も限界が近付いている。
一〇月は休日が五日しか取れない予定で、益々、疲労が蓄積している。
そんな窮地で縋るのは、如何しても酒に成ってしまう。
疲れた状態で呑めば、変な酔い方をするのだが、呑まずには居られない。
九月後半には、呑んで寝入って、携帯電話を紛失、盗難の憂き目に遭い、
まさか、此の日もそんな目に遭うとは…。
◎「ホッピーセット(白)」四九〇円
…其の携帯電話を紛失した日に呑んでいた此方に再訪。
失くした後に再訪し、酔わずにきちんと帰れたので、仇は討った事にしている。
カウンター席の端っこに腰掛け、何時も通り、ホッピーから入る。
もう、歳を取って、酒が弱くなった事を受け容れられないでいるが、
少しでも抗おうと、行き成り、ガツンと来るホッピーから行ってしまう。
御通しはイナダ。
◎「レバ刺的」四五〇円+「タン刺的」五〇〇円+「ハラミ刺的」五五〇円
+「ハツ刺的」五五〇円
…此方では串焼きを発注する人が多い様に見受けられるが、
僕は何と言っても、此の肉刺し的な物が頂けるので嵌っている。
飽く迄も、生ではなく、低温調理が施された物だが、実に秀逸なので。
先ずはレバーから。
トロンと蕩ける口当たりは、何とも言えない旨さ。
胡麻油と塩のテレレがこんなに旨さを引き立てるとは、病み付きの味わい。
タンはコリッとした食感と、噛み締めたくなる弾力が印象的。
時折、軟らかい部位にも当たり、脂も程好く入り、此れ又、最高に旨い。
ハラミはむっちりと、肉肉しさが堪能出来る逸品。
厚味こそ無いが、肉の旨味がじんわりと浮かび上がって来る。
ハツはさっくりとした食感と、あっさりとした味わいが特徴。
◎「レバ刺的」四五〇円+「ガツ刺的」五五〇円+「馬刺」五八〇円
+「タン刺的」五〇〇円
…ホッピーを三杯呷り、「赤ホッピー」に移行し、肉刺し的な物を再発注。
前回訪店時に初めて発注し、旨かったのが此のガツ。
コリッとしつつも、ムチッとした弾力と食感が何とも魅力的。
淡白な味わいだが、食感で喰わせると言った感じ。
馬刺しは外せないわね。
長野県の血が半分入っているので。
コクが有り、赤身のしっとりとした旨味が最高に旨い。
と、此処迄は記憶が有るのだが、其の先が無い…。
ふと起き、会計を済ませて外へ出た所。
次の記憶は、最寄り駅に着き、地べたにしゃがみ込み携帯電話を弄る所。
記憶が途切れ、目覚めると、無い!
携帯電話が無い!
やられた。
また盗まれた…。
二週間前にやられたばかりなのに…。
矢張り、厄年だ…。
~御負け~
此れは食べたらしい…。