◆「居酒屋 やず」【宮原】
…一昨日。
もう、連休だなんて贅沢は言って居られない。
休みが取れさえすれば良いと言う状況迄来ている。
今月は休日は五日のみ。
五日の内の二日目の此の日の晩は、八月三十一日以来、一ヶ月半振りに此方へ。
カウンター席に腰掛け、呑み過ぎて携帯電話だけは失くさない様に心掛ける…。
◎「ホッピー」四五〇円
…一杯目からガツンとホッピーにしよう。
此れが良くないのかも知れないが、酒に縋らずには居られないので。
もう、酒が無くなったら、心がもっきりと即座に折れるので…。
御通しは萌やし炒め。
◎「つぶ貝刺」五八〇円+「サワラのたたき」五八〇円
…一先ず落ち着いた所で、肴の発注と行こう。
厨房内の冷蔵庫に貼られた白板を覗き込み、此の日の御薦めを探る。
先ずは刺身から行きたいので此れだな。
つぶ貝がコリコリとした食感と、若干の滑りが良い。
貝特有の風味は何とも言えず、生の貝の旨味を堪能。
鰆は叩きにされている。
表面は焼き色が付いて香ばしく、中はしっとりとしている。
皮にも旨味が有るので、叩きと言うか、焼霜造りは一番美味しく頂けよう。
◎「とり手羽元のポンズタレ」四〇〇円
…続いて気に成ったのが此れ。
軟らかく煮込まれた手羽元が、ポン酢風味のテレレで味付けされている。
喰らい付くと、骨から身がホロっと剥がれ落ち、実に軟らかい。
そして、ポン酢のさっぱりとした味わいが心地好い。
◎「カキフライ」五〇〇円
…うん、揚げ物も行ってみたいわね。
寒くなって来たので、牡蠣フライなんて良さげだ。
檸檬を搾り、卓上のソースをたっぷりと掛け、辛子を塗して頬張る。
シャオっと言う音を残し、口内に収まる。
熱熱で、牡蠣の風味が素晴らしく、冷えたホッピーと一緒に頂けば幸せだ。
◎「電氣ブラン」
…もう、此の頃から記憶が怪しいのだが。
写真が残っていると言う事は、呑んだのだろう…。
甘ったるい香りだけが、鼻腔に記憶として纏わり付いている。
呑み方は勿論、ロックで。
◎「ソーセージ」四〇〇円
…如何やら、此れも頂いた様だ。
電氣ブランに移行したら、発注しようと決めていた覚えは有る。
◎「ベーコンエッグ」四〇〇円
…如何やら、此れも頂いた様だ。
電氣ブランに移行したら、発注しようと決めていた覚えは有る。
気が付けば、帰宅して部屋で気絶していた…。
会計をした覚えが無いが、財布の中身が減っているので、大丈夫だろう。
良し、携帯電話もちゃんと有る。
外でさえ寝込まなければ、大丈夫だろう。
此れからの季節、外で寝込んだら死ぬね…。