◎「ぶた入りラーメン」八〇〇円
…昨日。
愉しみだった三連休も、あっと言う間に終わり、終末感が漂う…。
此の三連休で確りと充電しようと思ったが、漏電して放電してしまった感じ。
其れじゃ駄目じゃん！
まあ、一日出勤すれば、勤労感謝の日は休めるのが救いだ。
誰からも勤労を感謝されないのに休んでみる…。
此の日は、早朝の地震で叩き起こされ、ゆっくりとした長い振幅が気持ち悪く、
朝から豪いこっちゃの中、遅延する電車で池袋へと向かう。
残務を熟し、十三時半を過ぎ、蟹工船に乗船する為、波止場へと向かう。
と、其の前に、昼御飯を頂いて置こうかしら。
相変わらず、胸焼け、胃凭れで胃腸の調子は最悪だが、栄養は摂らないと。
と言う訳で、不調の中、毎度の此方へ向かう辺り、如何かしている…。
条件反射で、池袋に来たら、此方でラーメンを頂かないと損、
そんな図式が脳内で出来上がっているので、歯止めが効かないのだ。
十四時前に着けば、待ちは四人と少なく、ホッと一安心。
券売機で何時も通りの食券を購入し、一〇分程で着席出来る。
食券を提示し、麺の硬さを訊かれ、「普通で」と返し、出来上がりを待つ。
其処から更に一〇分程で、無料の乗せ物を訊かれ、「野菜、脂で」と告げる。
不調なんだから、何も増さなくても良いのに…。
丼を受け取り、此方は増しにしても野菜の盛りが少ないのだが、
胃腸が如何も弱気で、食べ切れないかも知れないと脳に訴え掛けて来る。
其れにしても、豚がどんどん、貧弱に成っている気がするのは僕だけだろうか。
若しくは、僕だから、端っこの部位ばかりを入れられるのか…。
気を取り直し、先ずは蓮華を手に取り、プースーから啜ろう。
色からして、やや乳化しているのが分かり、啜れば、僅かに乳化しているが、
何だろう、此の日は薄い印象を受け、随分とサラッとした感じも有る。
卓上の醤油ダレを、野菜の小山にぶっ掛けて頂こう。
シャキシャキ寄りの茹で加減だが、もう慣れたので問題は無い。
トロトロの脂の塊と一緒に頂けば、旨味が増して旨い。
麺は相変わらず褒めたい旨さだが、此の日は少し軟らか目か。
テロンテロンと言う感じではないが、何時もより、フニッとした食感。
プースーを存分に吸い、豚の旨味を堪能し、胃腸の不調も忘れそうだ。
豚はと言うと、見た通り、端っこの部位が殆どで、味は確り染みているのだが、
パサパサした箇所も有り、肉肉しい感じはしないのだが、此れは此れで良い。
何時の日か、ちゃんとした豚を入れて貰える様に頑張ろう…。
其れにしても、此の日は暑く、啜る度に汗が噴出して止まらない。
後半は苦戦するも、汗だくで食べ終え、外に出れば風呂上がりのオッサン。
未だ夏だな…。
