続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「らぁめん ほりうち」【新橋】

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◆「らぁめん ほりうち」【新橋】

 ◎「チャーシューざるらぁめん」一一五〇円+「大盛」無料

 …十一月二十五日。
  勤労感謝の日の休日の晩から熱発し、体調は一気にズンドコ、もとい、どん底
  翌日からは九連勤が待ち受けていると言うのに…。
  三十七度六分の高熱、頭痛、胸焼け、胃凭れ、腰痛、背中痛を発症。
  何とか薬物を服用しつつ、九連勤に立ち向かう。
  話は遡って十一月二十五日。
  発熱から三日目。
  何と無く快方に向かいつつ有り、食欲も何とか戻って来た感じ。
  此の日は朝から流刑地蟹工船に乗船し、十四時に立ち、BOOK厚木へ。
  フラフラで仕事に行き、帰宅したら直ぐに床に臥せる暮らしで、
  碌な栄養も摂っていないので、ちったぁ、精の出そうな物を頂こうと、
  乗り換えの新橋駅で昼御飯を摂ろうと、ぶらり途中下車。
  尤も、僕の場合、栄養の有る無しに拘わらず、大体、ラーメンなのだが…。
  彼是と検索していると、あら、吃驚。
  新宿の名店「らあめん 満来」の支店が新橋に在るではないか。
  然し、何で、今迄も此の様に検索していたのに気付かなかったのか。
  其れは、評価が低く、上位に表示されなかったからと判明。
  投稿された「チャーシューざる」の写真を見ると、うん、叉焼が全く駄目。
  明らかにパサパサで、其れに一三五〇円は出せないなと諦める。
  すっかり、「満来」気分に成っていたので、今回も此方に御邪魔しよう。
  八月十八日以来、三ヶ月振りの訪店。
  遅い時間の為、空席が有り、券売機で食券を購入し、即着席。
  麺の量を訊かれ、大盛りが無料なので、病み上がりだが欲を掻いてみる。
  一〇分強で、風邪っ引きの岡っ引きの前に、「チャーざる」到着。
  相変わらず、叉焼が頼もしい限りの量で、愉しくなってしまうわぃ。
  いざ、麺を手繰り、叉焼が犇めき合うつけ汁に、捻じ込む様にして浸す。
  つけ汁は、鶏ガラと豚骨をふんだんに使った、昭和時代のあっさり醤油味、
  其の触れ込みがぴったりな、滋味深い、何とも言えない旨味が詰まっている。
  酢の酸味、唐辛子の辛味が特徴的で、鶏油と思しき絶妙な味わいが最高だ。
  只、少し温度が温いのが残念だが…。
  麺は、其の日の気温や湿度に因って、生地の状態が変わる為、
  伸び難い中太の多加水麺を使用し、毎日茹で時間を変えて、
  麺の状態にとことん拘って作っていると言う力の入れ様。
  冷水で確りと〆られ、モチモチとした腰と弾力が引き出されており、
  ツルツルした表面なので、喉越しが良く、するすると入って行く。
  次第に、麺に刻み海苔が纏わり付き、手繰るのが容易じゃなくなり、
  箸を持つ手が疲労し、攣りそうに成るのが玉に瑕だが…。
  さて、叉焼はと言うと、一見、硬そう、パサパサにも見えるが、
  実際に噛り付けば、ふわふわに軟らかくも有り、ホロっと解れる感じも有り、
  且つ、適度な噛み応えも有り、脂身のプルンとした感じも有り、
  豚肉の旨味を堪能出来る仕上がりで、ヴィタミンB壱も摂取出来るとは。
  もう少し、味付けが濃い目だと、高血圧患者には有り難い。
  具の麺麻、ざく切りの葱も、中々如何して、存在感が有る。
  三五〇グラムの麺をペロッと頂き、つけ汁を飲み干し、養分充填完了。
  BOOK厚木へと向かう、風邪っ引きのポンコツおぢさん…。