◎「ぶた入りラーメン」八〇〇円
…昨日。
今週は何とか、朝一は池袋に出向き、残務を熟せる状態。
街は伴天連正月も近付き、浮かれ気分でRock❛n❜Rollだ。
年末は良いのだが、元日からの出勤も確定してしまい、憂鬱極まりない。
ブルジョワジー様が心の底から憎たらしい…。
さて、此の日も午後からの蟹工船乗船を前に、昼御飯は済ませてから移動する。
今年は夏からずっと、蟹工船に乗船し、忙しさ、船酔いで昼御飯も摂れず、
心身を削る暮らしをして来たので、御褒美とばかりに、確りと頂こう。
と来れば、池袋では此方が宜しい。
前々日も御邪魔したばかりだが、今年の一杯と言えば、此方のラーメン。
店に着けば、先客六名で、回転も良いので全く問題無い。
程無くして店内に入り、何時も通りに食券を購入し、食券の改札を受け、
冷水を汲み、蓮華を取り、麺の硬さを訊かれ、「普通で」と返し、
空いた席に着席すると言う流れは淀み無く定番の御約束。
今回は着席するなり無料の乗せ物を訊かれ、「野菜、脂で」と御願いする。
さあさあ、毎度乍ら、頂く前はWAKUWAKUしてしまうな。
先ずは蓮華でプースーから啜ろう。
おおっ、乳化度合が素晴らしく、今回のは乳化が進んでいる印象。
円やかさが有りつつも、醤油ダレの味わいも感じつつ、思わず唸ってしまう。
立て続けに何口も啜り、五臓六腑に染み渡らせ、末梢神経迄行き渡らせる。
嗚呼、矢張り旨いな。
卓上の醤油ダレをドレッシング感覚でぶっ掛け、野菜を遣っ付ける。
シャキシャキとクタクタの、ややシャキシャキ寄りは何時も通り。
萌やし八:キャベツ二程度の比率だろうか。
上に注がれた背脂の塊が、プルプルのトロトロで、旨さを倍増させて呉れる。
麺はと言うと、今年は此の麺に嵌ったな。
角張った太麺は、饂飩をも髣髴とさせる自家製麺。
麺の硬さは硬めで御願いしなくても、十分に腰が堪能出来る秀逸な麺。
ワッシワッシと喰らい付きたくなる麺は、強靭な腰が効いており、
其れで居て、モチッとした食感が愉しめ、粉の風味も薫る。
豚はと言うと、前々日もそうだが、端っこの端肉の部位は入っていない。
部位は腕肉だろうか、ややパサついた感は有るが、適度な噛み応えと軟らかさ、
程好い脂身の入りで、絶品とは言い難いが、無難な及第点の出来。
薄切りなのは仕方無いと、目を瞑るしかないか…。
其れにしても、プースーが旨いので、蓮華で啜る手が止まらない。
~御負け~
火曜日の「ぶた入りラーメン」。