続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「北大塚ラーメン」【大塚駅前】

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◆「北大塚ラーメン」【大塚駅前】

 ◎「チャーシュー麺(中)」八〇〇円

 …一昨日。
  今週は愈愈、伴天連正月だ。
  切支丹ではないが、子供の頃から伴天連正月が大好きで、心躍ってしまう。
  何とか、二十三日から三連休が確保出来たので、其れだけで嬉しい。
  まあ、元日から出勤なので、此れ位は勘弁して欲しい…。
  さて、此の日は朝から池袋に出向き、残務を熟す。
  勿論、午後からは蟹工船に乗船するのは当たり前田のクラッカー。
  十三時過ぎに飛び出し、偶には大塚駅から波止場に向かおう。
  東池袋と言えども、大塚駅の方が近かったりするので。
  大塚と言えば、ずっと気に成って、御邪魔したかったのが此方。
  携帯電話の地図を頼りに、何とか辿り着けば、運良く、空席も見られる。
  湯気で曇り掛けた硝子戸を開けて中に入り、左手の小さな券売機に対峙。
  此れだ、此れ、此れ。
  「チャーシュー麺」の食券を購入し、冷水を汲み、カウンター席に腰掛ける。
  厨房内は御夫婦と思しき二人で切り盛りしており、大陸系の御出身の様で、
  ヘドバとダビデと同じ編成で、店内はレディオも音楽も無い無音状態。
  客の麺を啜る音だけが響き渡っている。
  食券を回収する際、麺の量は中盛りも同一価格の為、「中で」を告げ、
  調理工程をぼんやりと見詰め乍ら、出来上がりを待つ。
  厨房内の緩い遣り取り、雰囲気が何とも心地好い。
  一〇分程で、Aカップの胸が時めく様な、素晴らしいラーメンの御出座し。
  喜多方ラーメン叉焼麺を髣髴とさせる、肉で覆われ尽くされた圧巻の一杯。
  先ずは蓮華を手に取り、プースーから啜ろう。
  基本的には、醤油味のすっきりとした味わいのプースーであろうが、
  大量の叉焼から滲み出た豚の旨味がどっさりと付加され、甘味もじんわりと。
  此れがギトギトの豚骨だったら、此の叉焼の量では吐瀉してしまうな…。
  麺を何とか引っ張り上げれば、中細と言った感じの中華麺。
  麺を茹でる際、「手もみ風」と印刷されたビニール袋から出していたので、
  業者に発注した麺で、自家製麺ではないだろう。
  特筆すべき点は無いが、中加水程度で、啜り心地、食感は及第点。
  さてさて、主役は何と言っても、此の叉焼だろう。
  食べても食べても無くならない位に盛り付けられている。
  バラ肉だろうか、赤身と脂身の均整が取れていて、赤身八:脂身二の黄金比
  此れを口に入れると、トロンと蕩ける軟らかさで、はい、「ネ申月豕」認定。
  一寸、此れは良いラーメンを見付けてしまった。
  味付けも程好く、「ラーメン 二郎」をも凌ぐ費用対効果。
  一〇枚以上の叉焼が乗り、此れならば大満足だ。
  隠れて見えないが、地味に、茹で玉子半個も入っている。
  近い内の再訪を誓い、蟹工船に乗船すべく、波止場に向かうポンコツおぢさん。
  因みに、今日、十二月二十三日から年明け四日迄は休業だった気がする。