続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「支那そば 心麺」【北本】

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◆「支那そば 心麺」【北本】

 ◎「白メンマの醤油ワンタンメン」一〇五〇円

 …昨日。
  ホッと出来るのは休日だけで、普段はグッと落ち込み、陰鬱な気持ちに成る。
  こんな状態が、少なくとも年内ずっと続くと思われ、其の先も不透明だ。
  矢張り、本厄と言うのは有るのだと実感し、もっと厳しい事が起きるのかと、
  良からぬ想像を巡らせ、漠然とした不安に駆られ、心身に負担が掛かる…。
  今現在、重苦しいサザエさん症候群で、心が大きく搔き乱されている。
  いっその事、蒸発して消え入りたい…。
  話は遡って昨日。
  心安らぐ休日を迎え、吐き気や嘔吐きも無く、至って健やかな精神状態。
  朝も七時過ぎに起床し、午前中はゆっくりと過ごし、十一時過ぎに家を出る。
  母親の誕生日祝いを行う様で、実家へと帰る事に。
  夕方迄に帰れば良いので、途中、神社仏閣を巡り、心の平安を祈願しよう。
  と、其の前に、先ずは昼御飯を済ませよう。
  休日でストレスから解放されている所為か、空腹感も感じられる。
  とは言え、最近は重たい物が頂けなくなって来ているので、あっさり目の物を。
  思案した結果、今から一〇年以上前に何度か御邪魔している此方に決定。
  ラーメンの鬼・佐野 実氏の「支那そばや」直伝のラーメンが頂ける。
  駐車場に空きも有り、店内も有り、すんなり入店し、カウンター席に腰掛ける。
  久し振りにメニューを眺め、グッと見入り、熟考する。
  通常の「醤油ワンタンメン」を頂こうと、何と無く思い描いて来たが、
  各メニューに「白メンマ」が入った物が御薦めだと記されている。
  薦められちゃ頂かない訳には行かないと、「白メンマの醤油ワンタンメン」を。
  発注を済ませ、冷水を汲み、店内をじっくりと観察する。
  「醤油ラーメン」、「塩ラーメン」、「旨辛醤油ラーメン」を基本メニューに、
  「富山・白えび塩ラーメン」と言うのも有り、御飯物、トッピングも豊富。
  厨房内は店主氏と、調理補助に若い女性店員氏、接客に若い男性店員氏。
  さて、十五分程で、目の前の店主氏から直接、丼を受け取り、手元に下ろす。
  不意に店主氏から、サーヴィスで通常の麺麻も入れてあるので、
  「白メンマ」との食べ比べを愉しんでみて下さいと促される。
  見るからに「支那そばや」系と分かる、美しい佇まい。
  先ずは蓮華を手に取り、煌めくプースーから啜ってみよう。
  一口啜れば、ふんだんに出ている芳醇な出汁が迸る勢いで押し寄せる。
  あっさりしているが、物足り無さは皆無で、じんわりと旨味が浮かび上がり、
  嗚呼、旨い!と、心の中で唸らずには居られない。
  出汁は名古屋コーチンで取り、醤油は和歌山の天然物を使用と言う触れ込み。
  麺はと言うと、店舗裏の「麺工房」で打たれたと思しき自家製麺だろうか。
  真っ直ぐな細麺で、啜ればしなやかさが有り、啜り心地が実に良い。
  一六五グラム有ると言う麺は、スルスルっと、いとも簡単に収まって行く。
  さあ、御薦めの白麺麻が気に成る。
  頂いてみると、シャキシャキと言う歯触りが感じられ、驚いたのが、
  優しい甘味が強く、味付けも程好く上品で、此れは薦められて正解だ。
  通常の麺麻も食感、味わい共に良いのだが、白麺麻には敵わないな。
  雲呑は四個入り、皮はツルンと、中の餡も先ず先ずだ。
  叉焼は大振りの物で、ロース肉だろうか、ホロっと解れる軟らかさ。
  派手さは無いが、プースーに浸して、出汁を十分に吸って旨さ倍増だ。
  具は他に海苔、九条葱が入り、正統派の醤油ラーメンと言う趣きが良い。
  最後はプースーは全て飲み干し、旨さに酔い痴れる。
  ガッツリ系じゃなくても、美味しく感じられる歳回りに成ったって事か…。

~御負け~
妻沼の能満山能護寺の紫陽花。
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太田市世良田、徳川家康を祀る世良田東照宮
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