続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「しゃべれども しゃべれども」

http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php
昨日、映画「しゃべれども しゃべれども」のサンプルを会社の方からお借りした。
落語が題材で、しかも香里奈が出ているとあって、観たいと思っていた。
落語指導は柳家三三師との事。
其れにしても、我が家のDVDデッキのディスクトレイに、
きちんとした<映画作品>が載るのは久方振りの事だ…。


古典落語を愛する二つ目の落語家・今昔亭三つ葉国分太一)。
思う様に腕が上がらず、悩んでいる彼の元へ、
「落語を、話し方を習いたい」とワケ有りの三人が集まって来る。
頗る無愛想で口下手な美人・十河五月(香里奈)、
クラスに馴染めない大阪から引っ越して来た少年・村林 優(森永悠希)、
毒舌で厳つい人相の元プロ野球選手・湯河原太一(松重 豊)。
しかし、三人は集まる度に言い争いをし、落語を覚えようとしない。
そんな彼等を纏めなくてはならない三つ葉は、
密かに想いを寄せていた女性が来年結婚すると知り、
又一つ、躓いてしまう。
落語は上達しない、教室は上手く行かない、女に振られた…。
どん底三つ葉を救ったのは、尊敬して止まない師匠・
今昔亭小三文(伊東四朗)の十八番「火焔太鼓」だった。
“師匠の噺が好きだ、落語が好きだ”と改めて実感した三つ葉は、
一門会で「火焔太鼓」に挑戦する事を決意する。
一方、何とか「饅頭こわい」をマスターした五月と優も、発表会の日程を決める。
一門会に向けて稽古に稽古を重ねた三つ葉は、自分にしか出来ない「火焔太鼓」を演じ、
観客から喝采を浴び、師匠からも認められる。
「饅頭こわい」対決では、優が何をやっても敵わないクラスメートを呼び、
落語で相手を笑わせる事に因り、一矢を報いる。
其れに対し五月が演じたのは、「饅頭こわい」ではなく…。

浅草のほおずき市が出て来たり、下町の街並み、情緒、風情が綺麗に描かれている。
思わず、下町散策へと出掛けたくなってしまった…。
僕自身、話す事、相手に自分の感情を伝える事が苦手なので、実に興味深かった。
特に今回、自分の想いをぶつける事が出来なかったが為に大きな失敗をしてしまったので、
会話、コミュニケーションの大切さを身に染みて実感した。
生来の人見知り故、喋らなければ幾らでも喋らなくても平気なので、
数年前、父親からは「お前は人生、随分と損をしている」と批判されたっけか…。