続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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二月上席池袋演芸場(二月二日)

立ち喰い寿司で些か酩酊し、腹を膨らませた後は「池袋演芸場」へ。
昼席主任の柳家喬太郎師の効果か、開場前には可也の行列が出来ていた。
いよいよ、池袋にも落語ブームの波が押し寄せているのだろうか…。
因みに、柳家喬太郎師は休演。

●二月上席池袋演芸場(二月二日)
(昼の部)
 柳家喬四郎:「遺産騒動」
 大空遊平・かほり:漫才
 柳家喬之助:「芋俵」
 入船亭扇治:「動物園」
 林家二楽紙切り(桃太郎~プロ野球春季キャンプ~鬼~鼠)
 五明楼玉の輔:「浮世床
 三遊亭萬窓:「紀州
 ぺぺ桜井:ギター漫談
 柳家さん生:「亀田鵬斎
 ―仲入り―
 柳亭左龍:「短命」
 桃月庵白酒:「壺算」
 柳貴家小雪:太神楽曲芸(五階茶碗~傘~輪)
 橘家文左衛門:「天災」
(夜の部)
 三遊亭ぬう生:「権助魚」
 柳家三三:「釜泥」
 ロケット団:漫才
 三遊亭丈二:「1パーミルの恋人」
 春風亭一朝:「宗論」
 アサダ二世:マジック
 柳家権太楼:「笠碁」
 ―仲入り―
 林家正雀:「豊竹屋」
 橘家圓太郎:「化け物使い」
 林家正楽紙切り(馬~節分~ミッキーマウス
 三遊亭圓丈:「ランボー怒りの脱出」

開演して程無くした頃から、異様な迄の悪寒が走り、寒くて仕方が無かった。
首周りはバリバリに強張り、全身は衣服が摺れるだけで痛みがする敏感肌状態。
おまけに、昼酒の麦酒が効いてしまい、殆ど寝てしまっていた。
本当に具合が悪かった…。
しかし、そんな中でも白酒師の「壺算」は絶品で、若手注目株の一人だ。
喬太郎師の代演の文左衛門師は、古典を操る噺家さんの中では好きな存在だけに嬉しかった。
師のガラッパチな、威勢の良い、事によるとヤクザっぽい語り口が、
短気な八五郎の気性と合っていて、殆ど<素>ではないかと思う程。
圓丈師の「ランボー怒りの脱出」は二度目。
ランボーの映画を、落語の所作で演じると言う、言わば「アクション落語」との事。
扇子を二本使ったり、早野凡平の様な帽子を使ってヘリコプターを表現したりと、
圓丈ワールドを展開して呉れた。