「和風つけ麺 丸長」【宮原】

◆「和風つけ麺 丸長」【宮原】

　◎「半チャンつけ」八四〇円

　…今日も豪い強風。
　　仕方無く洗濯物を遣っ付け、昼時になって困った。
　　此の強風で外へ出るのも億劫なのだが、昨晩も強風の為に外出するのが面倒で、
　　晩御飯を抜いたので、流石に腹の虫が鳴き始めている。
　　腰痛は相変わらず痛いし、だけど腹は減ってるし…。
　　そう逡巡している内に、駅に切符の手配の用が有るのを思い出し、重たい腰を持ち上げた。
　　「ぎょうざの満洲」で「ダブル餃子定食」と一緒に麦酒でも、と向かったものの、
　　事も有ろうか店内改装中で休業。
　　「龍門小館」で「レバニラともやしの炒め物」にしようかと踵を返すも、
　　同様に「満洲」から零れて来たサラリーマンの集団で待ち状態…。
　　本当に今年の山羊座は大幸運期なのかねと疑いたくなる運の無さ。
　　駅の反対口に舞い戻り、冷たい向かい風の中、
　　丸で、ガンダーラに行く位の遠い思いをして此方へと辿り着いた。

　　「丸長のれん会」に加盟し、「丸長 坂戸店」の流れを汲んでいる様だ。
　　今回も「半チャンつけ」。
　　つけ麺と半炒飯のセット。
　　先に出て来たのは半炒飯。
　　例によって、玉葱が入る、母親が作る様な素朴な炒飯。
　　夏休みの昼御飯的な感覚。
　　次はつけ麺。
　　つけダレが先に出され、麺が出て来る迄に間が空いてしまうのが難点。
　　麺はピロピロの平打ち麺で、モチモチとした弾力が有る。
　　つけダレは甘酸っぱく、鰹の出汁と生姜、一味唐辛子の風味がフワッと拡がる。
　　具は、噛み締め甲斐の有る腿肉の刻み叉焼と麺麻。
　　遥々歩いて来て、まあ良しとするか…。