続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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四月上席池袋演芸場(四月五日)

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今席は、昼の部のトリが三遊亭歌之介師、夜の部のトリが柳亭市馬師と、
新作、古典の名手が務めるとあって、何とも堪らない番組内容。
其の他のラインナップも粒揃い。
二〇〇三年十一月十五日以来、id190氏をお誘いし、夜の部からの合流となった。

●四月上席池袋演芸場(四月五日)
(昼の部)
 春風亭一之輔:「初天神
 マギー隆司:マジック
 三遊亭歌武蔵:「子褒め」
 柳家ほたる:「転失気」
 三遊亭多歌介:「替わり目」
 鏡味仙三郎社中(仙三郎、仙志郎、仙花):太神楽曲芸(傘~五階茶碗~鞠~撥~笠)
 三遊亭歌る多:「宗論」
 林家正蔵:「鼓ヶ滝」
 大瀬ゆめじ・うたじ:漫才
 柳家さん喬:「長短」
 ―仲入り―
 橘家文左衛門:「道灌」
 五街道雲助:「粗忽長屋
 三遊亭小円歌:三味線漫談~踊り「奴さん」
 三遊亭歌之介:「お父さんのハンディ」
(夜の部)
 柳家小権太:「片棒」
 初音家左吉:「狸の札」
 アサダ二世:マジック
 橘家圓太郎:「浮世床
 林家たい平:「不動坊」
 昭和のいる・こいる:漫才
 柳家小袁治:「王子の狐」
 ―仲入り―
 古今亭菊之丞:「幇間腹
 林家正楽紙切り(相合傘~王子の狐~林家正楽~入学式~花祭り
 柳亭市馬:「らくだ」

個人的に期待している二つ目の一之輔さんは「初天神」を秀逸に好演。
歌武蔵師も、前座噺の「子褒め」で爆笑を誘う。
文左衛門師は流石!
がらっぱちな語り口が堪らなく好きだ。
「歌の道で歌道、水の道で水道、鉄の道で鉄道、極めた道で極道」に笑ってしまった。
昼の部のトリの歌之介師は「B型人間」でも「幕末龍馬伝」でもなく「お父さんのハンディ」。
ゴルフ好きのお父さんが、息子の高校受験の為にゴルフを断つ噺で、生で聴くのは初めて。
夜の部も可也の面子。
先日、トリで「らくだ」を演じた圓太郎師は「浮世床」。
太閤記』をつっかえつっかえ読む件は最高。
すっかり「笑点」で御馴染みのたい平師は、毎度の「不動坊」。
最近、力を入れている噺の様だ。
菊之丞師の「幇間腹」も秀逸。
「夢見が良くなかった。親鸞聖人が聖教新聞配ってた…」には大爆笑。
そして、トリの市馬師が掛けたのは「らくだ」。
先日の圓太郎師に続いて、今年早くも二度目。
今回はみっちりと、仕舞いの落合の焼き場の段迄。
もう、最高!
死人が「かんかんのう」を踊るのだから…。