続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「酒処 萬屋松風」【池袋】

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◆「酒処 萬屋松風」【池袋】


 …昨晩。
  寄席終わりにid190氏と、座り疲れを癒しに呑みに出掛けた。
  池袋演芸場の斜向かいに有る、古民家風の居酒屋を半年振りに訪れた。

 ◎「生ビール(中)」五八〇円
 …半日ずっと座り通しだったので、エコノミー症候群に成ってしまいそうな程。
  泡の肌理の細かい麦酒が喉を転げ落ちる快感が何とも堪らない。
  御通しはオクラの胡麻和え。

 ◎「穴子一夜干」七八〇円
 …島根県は浜田港の物だと言う。
  表面はパリッと香ばしく、中はしっとり、ふっくらとしており、
  干してあるとは言え、穴子の口当たりはしっかりと残っている。
  塩気が何とも心地好く、搾った檸檬との相性も抜群だ。

 ◎「勘八刺」八五〇円
 …御上品に、皿の真ん中に四~五切れ程ちょこんと盛られている。
  コリコリとした間八特有のしっかりとした歯応えが有り、脂の載りも良い。
  酒の出て来る噺を聴くと、刺身を摘みに呑みたくなってしまう。

 ◎「銀ダラ西京漬」九〇〇円
 …此処に来ると必ず頼んでしまう逸品。
  西京味噌の味が然程強く出ておらず、甘味も少ない為、酒の当てに適している。
  もう少し濃い味付けならば、寧ろ御飯の方が食べたくなるのだが。
  脂がしっかりと有り、プリッとした身が口の中で、味噌の風味を残した儘に解れて行く。

 ◎「一ノ蔵」五五〇円
 …普段全く日本酒は頂かないのだが、柳亭市馬師の「らくだ」を聴いてしまったので、
  如何しても日本酒を遣りたくなってしまった。
  宮城県の酒で、すっきりとした味わいで非常に呑み易い。
  延べ三合は頂いてしまっただろうか。
  
 ◎「米なす田楽」六八〇円
 …巨大な米茄子の田楽。
  甘味噌を塗られた米茄子は、驚く程にトロトロで柔らかい口当たり。
  茄子は、焼き茄子、漬物、麻婆茄子、何れも旨い。
  
 ◎「竹の子木の芽焼」六八〇円
 …春と言えば筍だ。
  竹冠に「旬」と書くのだから、旬の時期に頂いておきたい。  
  シャキシャキと快い歯触りが、春の訪れを感じさせて呉れる。
  どれを取っても、矢張り良い値段がするだけあって外れは無い。