続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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六月上席池袋演芸場(六月七日)

先月は寄席に一度も通わずに家に籠っていたので、実に二ヶ月振りの寄席通い。
中々、出掛けるのが億劫に成ってしまい、噺を聴いて演題が分かるか如何かが不安だ…。
今席は結構な粒揃いの面々が連なっている。
生憎、三遊亭歌之介師は休演の様だ…。

●六月上席池袋演芸場(六月七日)
(昼の部)
 川柳つくしウクレレ落語「守護神」
 林家二楽紙切り(桃太郎~花嫁~川柳川柳
 柳亭燕路:「悋気の独楽
 入船亭扇好:「看板のピン」
 柳家紫文:粋曲「鬼平市中見廻り日記(薬売り~綿屋~大仏~金魚売り~相撲取り)」
 柳家さん喬:「千両みかん」
 古今亭志ん駒:「谷中慕情」
 大瀬ゆめじ・うたじ:漫才
 柳家権太楼:「蜘蛛駕籠
 ―仲入り―
 桃月庵白酒:「欠伸指南」
 柳亭市馬:「転宅」
 翁家和楽社中(和楽、小楽、小花):太神楽曲芸(傘~五階茶碗~ナイフ)
 川柳川柳:「ガーコン」
(夜の部)
 春風亭朝也:「幇間腹」 
 五明楼玉の輔:「財前五郎
 ロケット団:漫才
 春風亭勢朝:漫談
 古今亭志ん橋:「野晒し」
 アサダ二世:マジック
 橘家文左衛門:「のめる」
 ―仲入り―
 春風亭柳朝:「荒茶」
 古今亭志ん五:「無精床」
 鏡味仙三郎社中(仙三郎、仙志郎、仙花):太神楽曲芸(傘~五階茶碗~鞠~撥)
 春風亭一朝:「祇園祭

 二楽さんの、川柳師から暴露された父である先代・正楽師の性癖の話は大爆笑…。
 さん喬師は初めての「千両みかん」。
 「天狗裁き」、「無精床」以外が聴けて良かった。
 権太楼師は「代書屋」ではなく「蜘蛛駕籠」。
 サゲは、「駕籠屋が蜘蛛の子を散らして逃げる様だから蜘蛛駕籠…」ヴァージョン。
 白酒師は相変わらず絶品で、「船場吉兆」を皮肉ったマクラが最高。
 使い回しの料理を格安で、「手付かず御膳」とか称して出せば良いと…。
 昼席のトリは川柳師。
 例によって、何時もの「ガーコン」。
 此処最近の御決まり、「総理の福田です…」も入り、喜寿を迎えても矍鑠としている。
 夜席に入り、志ん橋師は時期外れの「野晒し」を、水溜りに座ってしまう件迄。
 代演で文左衛門師が出たのが嬉しかった。
 何時も何か遣って呉れる師は、高座に上がった途端に「根多帳持って来て!」と、
 前座の一左さんに持って来させ、「色々出てるね~、俺のやる噺無いよ」と言いつつ、「のめる」。
 夜席のトリは一朝師。
 益々痩せて小さく成っているのが気に成ったが、「祇園祭」を三〇分弱好演。
 久し振りの寄席は良いなぁ…。
 夜席の高座返しは春風亭ぽっぽさんだったし…。