続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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巨人×ソフトバンク戦(六月二十二日)

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□巨人×ソフトバンク戦(六月二十二日)


 H 1 0 0 0 0 1 0 0 1=3
 G 0 1 0 0 1 0 0 0 0=2
  勝:久米 四勝一敗二セーブ
  S:ニコースキー 一勝三敗二セーブ
  負:クルーン 一勝二敗十九セーブ

…不意に、会社の方から野球の切符が有るからと御誘いを受け、一ヶ月振りの観戦。
 前回は日本ハムを相手に良い勝ち試合を演じたので、其れを期待した。
 十六時半過ぎに入場すると、ソフトバンクの打撃練習中。
 ゲージの後ろには、世界の王選手が…。
 思わず写真を遠巻き乍ら撮ってみる。
 其の取り巻きには、江本孟紀氏、駒田徳広氏、鹿取義隆氏、池田親興氏、今中慎二氏、水島新司氏がズラリ。
 ん~、矢張り世界の王選手だ…。

 先発投手は、巨人は内海ソフトバンク仲根かすみ嬢の旦那・和田。
 先発メンバーから小笠原が抜け、代わりに前夜のヒーロー・大道が三番に抜擢。
 初回、内海が安打、安打、死球で満塁のピンチを迎え、二塁への内野安打で一点を献上。
 然し、後続を切って取り、最小限で喰い止める。
 一点を追う二回裏、阿部が右翼席最前列へ飛び込む、推定飛距離一〇五メートルの本塁打で同点。
 其の後、両投手が立ち直り、息詰まる投手戦が展開される。
 そして、五回裏。
 前の試合で復帰後初の猛打賞を放ち、上向き加減の高橋由伸が、
 左中間の一番深い所へ、推定飛距離一一五メートルのソロ本塁打を放ち、二対一と引き離す。
 其の次の回に、松中を歩かせ、大村に右中間突破の適時二塁打を打たれて呆気無く同点に。
 七回裏。
 先頭の阿部が右翼前へ安打を放ち、坂本の犠打で得点圏へ。
 一死後、内海に代打で登場したのは、ガッツ小笠原!
 一番の盛り上がりを見せるも、良い当たりの二直。
 八回表は藤田越智が登板し、寺内の失策等で満塁の危機を迎えるも何とか凌ぐ。
 そして、同点で迎えた九回表、原監督は早くも守護神・クルーンを投入し、意気込みを見せる。
 然し、此のクルーンが乱調。
 球威も無く、ストライクとボールがはっきりしている。
 先頭を内野安打で出し、続く打者は犠打で送る。
 其のバントを処理し、一塁ベースカヴァーの寺内に送球するも、寺内が御手玉してセーフに。
 其処で全てが切れてしまった…。
 次の打者にも犠打で、二塁、三塁。
 先頭に返って本多の打球は二塁ゴロ。
 此れが、此の日のアンラッキーボーイ・寺内の野選を誘って、ソフトバンクが念願の勝ち越し。
 最後の望みを賭けた九回裏。
 此の日、猛打賞と成る安打を先頭の阿部が打ち、無死一塁。
 代走に韋駄天・鈴木尚広
 然し、続く坂本が送れず、三球三振。
 此れが痛かった…。
 続く寺内の初球で鈴木が盗塁を試みるも憤死。
 堪らずノーストライク一ボールから代打・清水を送るも、二塁ゴロで試合終了…。
 守備のミス、犠打失敗、盗塁失敗で流れを潰し、負けるべくして負けた試合となってしまった。
 然し、接戦の良い試合だったと言って良かろう…。