続・ROCK‘N’ROLL退屈男

続・ROCK‘N’ROLL退屈男 B面⇒https://twitter.com/RandR_taikutsu

「らーめん ぽっぽっ屋」【湯島】

http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php
◆「らーめん ぽっぽっ屋」【湯島】


 ◎「らーめん」七〇〇円

 …先週、洋品店の御洒落臭に耐え切れず、泣く泣く断念したズボンを購入しようと上野へ出掛ける。
  其の前に腹拵えをと思い、「堀切二郎」フェチとしては素通りが出来ない此方へ初訪店。
  其の昔、「晴海トリトン店」に一度だけ訪れた事が有り、非常に良い印象だった。
  道路を隔てて反対側の「らーめん 天神下 大喜」は、此の炎天下の中、一〇名近くの行列。
  幾ら好きな物を食べる為とは言え、此の灼熱の中で並ぶ程の気力は無い。
  其れに対し、「ぽっぽっ屋」は行列も無いのが嬉しい。
  店内はカウンター四席、テーブル四席のみで、八人で満席と言う小ぢんまり具合。
  店内には三名のみ。
  券売機で「らーめん」の食券を購入し、此方は食券を手渡す際にトッピングを告げる様なので、
  野菜多め、脂多めで御願いする。
  見た目は確かに「堀切二郎」系で、木耳が載っている所等は「どっと屋」と酷似している。
  先ずは蓮華でスープを啜る。
  味は甘辛く、堀切っぽさが感じられるが、シャープな感じが無い。
  「らーめん 大」の物はもっと醤油が立っていると言うか、「カネシ」が前面に出ているが、
  此方のは其れ程の切れが感じられない。
  麺は、正に「堀切二郎」其の物。
  強い縮れの効いた、極太のポキポキした麺。
  腰が強く、歯で噛み切る感触が好きだ。
  上に雪の如く降り掛けられた白い脂が、甘味を醸し出していて中々良い。
  野菜は萌やしが殆どで、程好いシャキシャキ感とクタクタ加減が同居している。
  豚は、寧ろ「叉焼」と言った方が良い厚さ。
  味が染みており、柔らかさも有るが、「豚」であって欲しかった。
  店内が矢鱈暑く、瀧の様に流れ落ちる汗に耐え兼ね、食後は直ぐに退店。
  もう少し、ゆるりと食せる環境が整えばもっと良いだろう…。