続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「和彩楽酒 かもん」【日進】


 …我が故郷の隣町の熊谷で三五.八度を記録する様な酷暑の日に上野に出掛けて戻り、
  家に帰れば蒸し風呂の様な茹だる様な暑さに怒りさえ覚える。
  ジッとしているだけで汗が噴き出し、拭っても拭っても止め処無く噴き出して来る。
  何なんだ!此の訳の分からない夏と言う季節は!
  只でさえ不機嫌な所へ、買って帰ったズボンのチャックが布を噛んでしまっており、
  如何にもこうにも直らない。
  其の間も汗はスプリンクラーの様に噴き出す。
  更に、有る筈の物が無くなって見付からなかったり、些細な不機嫌が積み重なって、
  八つ当たりのし通し…。
  嗚呼、夏なんて無くなれば良い!

 ◎「生ビール(中)」五五〇円
 …そんな事をしている内に時刻は二〇時。
  腹が立ったので暑気払いに出掛ける。
  何時もより豪快にグビグビと呑み干す。
  此方に出掛けようと外に出ると雨が降って来たので、傘を取りに踵を返す。
  傘を持って出直すと、気付けばもう雨は止んでいる…。
  もう此れだけ、やる事成す事全部裏目に出るのも珍しい位に駄目…。
  そんな嫌な事だらけだ、日常は…。
  御通しは、筍の煮物とスモーク鴨ロース。

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 ◎「かんぱち氷〆」八八〇円
 …今日頂く刺身は此れと決めていた。
  氷〆とは、何とも涼しげで旨そうだ…。
  涼やかな盛り付けで登場した間八は見るからに新鮮で、食べずとも旨いのが分かる。
  身はひんやりと冷たく、身は引き締まっている。
  コリッと言う間八特有の歯応えと、トロンとした優しい脂の載り。
  そして、ネットリと拡がるコクの有る旨味。
  「鮨処 いっしん」でも頻繁に頂くが、此処最近、特に旨いと感じる様に成った魚の一つ。

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 ◎「まーぼうナス」七六〇円
 …今週の御薦めメニューの一つ。
  和食がメインの店だが、先週の「カルボナーラ」然り、何を頂いても普通に旨いのが此の店。
  なので、此の手の中華系メニューも期待大だ…。
  挽肉がたっぷり入った麻婆茄子は、何処と無く「和」の感じが漂う逸品。
  茄子はプリッと言う感じと共に、トロトロとした柔らかさも併せ持っている。
  もっと辛い味付けかなと思いきや、辛い物が丸で駄目な僕でも美味しく頂ける。
  挽肉の脂の甘味と旨味で円やかに成っているのだろう。
  毎度の事乍ら、思わず御飯が欲しくなってしまう。

 此の日は麦酒五杯。
 募る日頃の憂さが晴れたとは思えないが、少しは発散出来たか…。

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 此の駄ブログを御覧の方に、マスターから耳寄り情報!
 「たー君ブログを見て来ました」と言って来店された方に、
 「生ビール(中)」を一杯御馳走するとの事!
 御興味有る方は是非!
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