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遂に夢を叶える時が来た。
今日の御飯は「見た目最悪!ネバネバ丼」
一度で良いから、ネバネバする物を一同に介した物を御飯の上に打ちまけて掻っ込みたいと、
密かに内に秘め、時を見計らっていた。
まあ、そんなに騒ぐ程も事もないのだが…。
嗚呼、ちっぽけな夢…。
其れはさて置き、先ずは、ネバネバする物を選定せねばならない。
真っ先に決定したのは納豆。
タレ、辛子を入れ、箸で掻き混ぜる。
お次は山芋。
此れは外せないでしょ!
擂ってとろろにする。
続いてはオクラ。
塩で揉んで産毛を取り、サッと湯掻いて包丁で只管細かく叩く。
更には和布蕪。
海で獲れる物も加えておきたい。
其処へ、栄養の源・卵と、ネバネバ系と合う瓶詰めのなめ茸を投入。
此れ等を豪快に掻き混ぜる。
然し、掻き混ぜる回数が増す毎に、悍ましい色と見栄え、そして匂いも怪しく成って来る。
ん~、少し色々な物を入れ過ぎた感は否めないが、
此処迄来たら、乗り掛かった泥舟、否、笹舟。
丼に盛った御飯の上にドバーっと流し掛ける。
其の粘性はセメントの様…。
決して、芳醇な香りは一切漂って来ない。
一抹の不安を抱え乍ら、丼を抱える。
徐に箸を動かして、ドゥルドゥル、ズルズルと音を立てて掻っ込む。
何だか、色んな味がする。
納豆菌の香りやら、磯の香りやら…。
然し、食べ進めると此れが言う程不味くない。
此の上無く旨いかと訊かれれば、決して頭を縦には振り辛いが、
此れは此れで有り!
猛烈な勢いでアルギン酸を摂取している感じで、無駄に元気が出そう…。
嗚呼、あと一食分残っているんだよなぁ…。