「和彩楽酒 かもん」【日進】

http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php
◆「和彩楽酒 かもん」【日進】

　…昨晩。
　　日中は例によって所在無げに過ごし、良く言えば、身体を休める事に専念し、
　　悪く言えば、無駄に一日を過ごしたとでも言おうか…。
　　晩に成り、夕食がてら、毎度毎度の此方へと足を運ぶ…。

　◎「生ビール（中）」五五〇円
　…此の日最初の麦酒。
　　年がら年中、昼酒をしている訳では無い…。
　　何もしていたくても身体が凝る様で、そんな凝りがフッと解れる感じが良い。
　　御通しは、前の晩にも頂いた「関東ダキおでん」の残り。
　　大根と雁擬きが、汁をふんだんに吸っている。

　◎「松輪〆サバ造り＋イワシ造り」一〇〇〇円
　…翌日の日曜日が定休日の為、魚を捌けさせたいと言うマスターから、
　　前日にも頂いた「松輪〆サバ造り」を一二〇〇円の所、八〇〇円でと持ち掛けられる。
　　更に、常連価格、プラス二〇〇円で「イワシ造り」を付けると言われ、
　　此の際なので、まんまと口車に乗ってみる。
　　とは言え、此れは可也のダンピングに近い大特価なので、有り難い限りだ…。
　　前日の〆鯖は、〆たばかりとあって、生鯖に近い味わいで、若い印象が有った。
　　其れが一晩経つと、酢が全体に行き渡って馴染み、此れが又、違った味わいで絶妙！
　　決して、〆過ぎていると言う感じは一切無く、他の店の物から比べたら、まだ生鯖に近い。
　　フワッと抜ける酢の風味が良く、脂の載りも格別で、酒の当てには最高！
　　お次は鰯。
　　鰯は大抵、脂が載り過ぎて、身が柔らかく成ってしまっている物が多いのだが、
　　此れは脂の載りも程好く、身がプリッと張りが有り、しっかりとした食感が有る。
　　嫌な臭味や、鮮度が落ちている様な味も全く感じられず、二〇〇円では申し訳無い程。
　　今週もこうして、きちんとＤＨＡを摂取してしまった…。

　◎「たかべ塩焼」四〇〇円
　…此方も、在庫処分の常連価格での提供。
　　普通は九三〇円するのだが、前の晩は常連価格で二〇〇円引きで出して呉れていたが、
　　此の日は更にダンピングで、何と、考えられない四〇〇円で出して呉れた。
　　塩焼の王様と呼ばれるタカベを一匹丸々を此の価格とは、正直有り得ない…。
　　頭の部分は落とされていたが、身はしっかりとしている。
　　脂がブチブチと音を立てて運ばれて来て、早速、箸を入れる。
　　身は柔らかく、塩の加減も最高で、焼魚の醍醐味を存分に堪能出来る。
　　骨が億劫だとか言っている場合では無い。
　　御飯が食べたいと言う葛藤と戦いが脳内で繰り広げられる。
　　まあ、酒と一緒にチビチビ遣るのには最適だ。

　◎「銀だらハラス煮」六〇〇円
　…今宵は更に、マスターから裏メニューが有ると、丸で闇取引の業者の様に話を持ち掛けられる。
　　其れが選りに選って、銀鱈のハラスを煮付けにした物だと言う。
　　降参！
　　もう、何でも持って来て呉れ…。
　　銀鱈の煮付けなんて蠱惑的な物の上に、珍しい銀鱈のハラスだと言うではないか。
　　迷う事無く頂いてみる。
　　甘辛い乍らも上品な味付けの煮汁に、結構な量の銀鱈のハラスが浸されている。
　　勿論、脂の載りは尋常では無い。
　　煮魚に自信の有るマスターだけあって、味は最高！
　　此れこそ、御飯と一緒に頂きたい。
　　鮭のハラスは然程好きではないが、此の鱈のハラスは絶品。
　　プルッとした食感と、ジュワッと染み出す脂と煮汁のコラボレイション…。
　　御蔭で、同じく裏メニューの「桜海老小柱かき揚げ天」を頂き損ねてしまったよ…。

　此の日は四杯で大人しく退散。
　昔は肉好きだったが、年老いて味覚が変化したからか、すっかり魚好きに成っているのを実感した…。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
此の駄ブログを御覧の方に、マスターから耳寄り情報！
「たー君ブログを見て来ました」と言って来店された方に、
「生ビール（中）」を一杯御馳走するとの事！
御興味有る方は是非！
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★