…幾ら世間様が三連休だからと浮かれていようが、こちとら何の用事も有りゃしない。
然し、折角の三連休、何かをしようと考え、昼酒を呷りに出掛ける事に。
僕にとっては精一杯の娯楽だ…。
場所は、昨年七月五日以来、訳有って自主規制で封印していた「いづみや第二支店」…。
実に四八六日振りに其の暖簾を潜る。
普通に通っていた時は何て事は無かったが、間が一年以上も空くと、小っ恥ずかしい心持ちだ。
意を決して入店すると、行き成り店長と鉢合わせし、久し振りに訪れる僕に、
「こんな間の悪い時に…」と冷やかし半分の憎まれ口を利いて呉れ、先ずは一安心。
女中さんも口々に「あらっ、暫く!」と声を掛けて呉れ、空白をすっかり埋めて呉れた…。
然し、折角の三連休、何かをしようと考え、昼酒を呷りに出掛ける事に。
僕にとっては精一杯の娯楽だ…。
場所は、昨年七月五日以来、訳有って自主規制で封印していた「いづみや第二支店」…。
実に四八六日振りに其の暖簾を潜る。
普通に通っていた時は何て事は無かったが、間が一年以上も空くと、小っ恥ずかしい心持ちだ。
意を決して入店すると、行き成り店長と鉢合わせし、久し振りに訪れる僕に、
「こんな間の悪い時に…」と冷やかし半分の憎まれ口を利いて呉れ、先ずは一安心。
女中さんも口々に「あらっ、暫く!」と声を掛けて呉れ、空白をすっかり埋めて呉れた…。
◎「生ビール(中)」六〇〇円
…先ずは以前と同様に麦酒から。
壁の貼り紙の「違いの分かる器の大きさ」通り、チェーン店の大ジョッキの大きさが、
此方では中ジョッキで、大ジョッキに成ればピッチャーの様な大きさ…。
「和彩楽酒 かもん」の様な小洒落た小さなタンブラーに慣れてしまうと、
此の大きさのジョッキは非常に嬉しく感じる。
久し振りの店内を見渡せば、壁に貼られた手書きのメニューも新調され、
一〇円~三〇円値上がりしている物が目に付く。
そして、壁のサッポロビールのポスターの御嬢さんも代替わりしている…。
…先ずは以前と同様に麦酒から。
壁の貼り紙の「違いの分かる器の大きさ」通り、チェーン店の大ジョッキの大きさが、
此方では中ジョッキで、大ジョッキに成ればピッチャーの様な大きさ…。
「和彩楽酒 かもん」の様な小洒落た小さなタンブラーに慣れてしまうと、
此の大きさのジョッキは非常に嬉しく感じる。
久し振りの店内を見渡せば、壁に貼られた手書きのメニューも新調され、
一〇円~三〇円値上がりしている物が目に付く。
そして、壁のサッポロビールのポスターの御嬢さんも代替わりしている…。
◎「もつ煮込み」一七〇円
…以前は一五〇円だったが、二〇円値上げされている。
大学生の時分から慣れ親しんだ懐かしのもつ煮込み。
嫌と言う程に頂いた。
然し、一年半近くも間が空けば、必然と食べたくも成るものだ。
ハチノスを初めとして、様々な部位が入って一緒に煮込まれている。
柔らかく、味付けも以前と変わらず、ブランクは完全に埋まった…。
◎「ウーロン割り」三五〇円
…此方も、以前より二〇円値上げされている。
此の御時勢、致し方無い事なのだろう…。
周りを見れば、鉄火場の行き帰りの人が多く、呂律も廻らない酔客も可也居る。
そんな人間模様を観察しつつ、独り沁々と昼酒を堪能する。
…此方も、以前より二〇円値上げされている。
此の御時勢、致し方無い事なのだろう…。
周りを見れば、鉄火場の行き帰りの人が多く、呂律も廻らない酔客も可也居る。
そんな人間模様を観察しつつ、独り沁々と昼酒を堪能する。
◎「バンバンジー」三五〇円
…ホワイトボードに記された御薦めメニューの中から発注。
他には「レバ唐揚げ」、「ホタルイカ沖漬け」、「おでん」、「ガツ刺」と記されている。
胡麻ダレの物を頂こうと思っていたものの、出てきた物はピリ辛ダレの物。
「ガツ刺」に用いられる醤油ベースのタレ。
然し、此れが意外にも悪くない。
蒸し鶏はパサパサ感は有るものの、旨味が凝縮され、しっかりとした噛み応え。
細切りではなくスライスされた物なので、鶏本来の味が愉しめる。
具は他に胡瓜のみと至って簡素。
冷やし中華の様な感じで、結構旨かった…。
◎「ウーロン割り」三五〇円
…背後のコの字型のカウンター席には、以前足繁く通っていた折に知り合った、
昭和十八年生まれの小父さんが居り、久し振りに挨拶を交わした。
丁度、一昨年の僕の誕生日に、「ヨン様みたいな良い男だな」と声を掛けて呉れ、
酒を御馳走して呉れて以来、日曜の昼に訪れると顔を合わす様に成り、何度も一緒に呑んだ。
そんな大先輩に、未だ独りで居るのかと心配され、両親や妹の事も気に掛けて貰い、
挙句には又しても「ウーロン割り」を奢って頂く。
如何も、若い婦女子にはさっぱりだが、小父さんには矢鱈と持てる様だ…。
今回も軽く会話をし、十五時頃に時を同じくして店を後にする…。
…背後のコの字型のカウンター席には、以前足繁く通っていた折に知り合った、
昭和十八年生まれの小父さんが居り、久し振りに挨拶を交わした。
丁度、一昨年の僕の誕生日に、「ヨン様みたいな良い男だな」と声を掛けて呉れ、
酒を御馳走して呉れて以来、日曜の昼に訪れると顔を合わす様に成り、何度も一緒に呑んだ。
そんな大先輩に、未だ独りで居るのかと心配され、両親や妹の事も気に掛けて貰い、
挙句には又しても「ウーロン割り」を奢って頂く。
如何も、若い婦女子にはさっぱりだが、小父さんには矢鱈と持てる様だ…。
今回も軽く会話をし、十五時頃に時を同じくして店を後にする…。