続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「らーめん大 蕨店」【蕨】

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◆「らーめん大 蕨店」【蕨】


 ◎「らーめん」六〇〇円+「めんま」一〇〇円+「味付卵」七〇円+「魚粉」五〇円

 …本来は昨日の昼に出掛けようと考えていたが、不意に昼酒に興じてしまった為、
  今日の昼御飯に改めて仕切り直し…。
  僕が「二郎」系の産湯を浸かった「ラーメン二郎 堀切店」(現「ラーメン大 堀切店」)の支店。
  其の昔、堀切店には足繁く通い、其の旨さを堪能したものだ。
  然し、今と成っては味も少し変わってしまい、又、出掛ける機会も少なくなった。
  折角の三連休、精一杯の遠出をしようと、態々、高崎線京浜東北線と乗り換えて、
  三〇分弱の電車の旅で遣って来た。
  出無精の僕からしたら、電車の乗り換えをして三〇分も掛かるのは立派な遠出だ…。
  さて、店内には先客三名のみしか居らず、些か拍子抜け。
  まあ、空いているに越した事は無い。
  早速、券売機で食券を購入すると、生憎、「豚」、「こま切れ豚」には売切中の灯が点っている。
  なので、豚増しは出来ず、「めんま」、「味付卵」、「魚粉」を追加で購入。
  昨今、「二郎」系の店で魚粉がメニューに有る店が増えている様だが、
  頂く機会が無くて試せず仕舞いだったので、良い機会なので試してみる。
  空いているだけあって出来上がりは早く、物の五分でトッピングを訊かれる段に。
  【野菜多め、ニンニク、脂多め】で御願いをする。
  「堀切」系にしては野菜の盛りが良く、こんもりと山が聳えている。
  禁断の「カネシ醤油のスープ+魚粉」の組み合わせを、蓮華で掬って啜ってみる。
  ん!?旨い!
  丸で「狼煙~NOROSHI~」、「つけ麺屋 桜」の様な濃厚魚介系醤油豚骨のつけ麺のタレの様。
  「堀切」系はカネシが立っている印象が強いのだが、其れが和風の風味が加わり、円やかに。
  正に此れは新感覚だ。
  野菜はシャキシャキ感が残り、さっぱり目で、食べ応え十分。
  「丸山製麺」と言う会社の物と思しき麺は、太い縄の様でボソボソ、ポキポキしており、
  所謂「堀切二郎」の麺で、懐かしさを覚える。
  豚はパサパサ感が強く、昔の「堀切二郎」の様な、脂身が蕩ける面影は全く無い…。
  麺麻は薄味で、強く主張し過ぎないので、ラーメンの味を壊さない。
  味付卵は半熟気味で、黄身がドロッと飛び出す様な感じではない。
  生の刻み大蒜は辛口で、食欲をそそる一方で、食後の心配も…。
  勢い良く食べ進めていたつもりだったが、脂の量が多い所為か、ギトギト感が強く、
  後半は可也苦戦を強いられる。
  脂多めにしなくても良かった…と後悔しつつも、ワッシワッシと麺に喰らい付く。
  其れでも何とか完食し、残ったスープを見てみると、流氷の様な背脂がぎっしりとスープを覆っている。
  道理できつい訳だ…。
  若干、風邪っ引きの岡っ引きの所為も有ろうが、矢張り、寄る年波には抗えない。
  年寄りの「ハヤミズ」、もとい、其れは家具屋…。
  「年寄りの冷や水」と言った所か…。