続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「らーめん いちろく家」【大船】

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◆「らーめん いちろく家」【大船】


 ◎「ラーメン(並)」六五〇円+「半熟味付玉子」一〇〇円

 …今日は何かと忙しなかったので、昼御飯はサッと済ませたいと思って抜け出した。
  其処で真っ先に頭に浮かんだのがラーメン。
  月曜日の昼から今日の昼迄の、計七回の食事の内、五回がラーメンかつけ麺…。
  高血圧だと言うのに、物凄い勢いで塩分を摂取し続けている。
  まあ、今が旨けりゃ構わない…。
  と言う事で、大船でラーメン店と言えば【家系】が目立つ。
  其の中で、磯子に在る「壱六家」の支店の「いちろく家」を初訪店。
  何故、同じ系列なのに店名が平仮名なのか?
  其の答えが券売機に貼られている。
  「壱六家」と名乗ると、本店の味と少しでも異なる物を出す事は罷りならず、
  敢えて平仮名にして名前を変える事に因り、新しい試みをしたい…とか。
  まあ、本店の味が分からないので、僕にとっては如何でも良い…。
  券売機で「ラーメン(並)」と「半熟味付玉子」の食券を購入して着席。
  麺の硬さ、味の濃さ、脂の量は其の儘で御願いする。
  出て来て驚いたのが具。
  【家系】と言えば決まって菠薐草なのだが、此方のは萌やしとキャベツ。
  思わず、「二郎」か!と突っ込みたくなってしまった。
  気を取り直して、先ずはスープから。
  【家系】は何処へ行っても際立った差が無い為、味の想像が出来てしまうのが難点。
  然し、此方のは少し違う。
  醤油ダレが立っている【家系】とは一線を画し、実にクリーミーで、円やか。
  鶏油が効いているのか、味に丸味が有り、コクも有る。
  麺は、【家系】の店御用達の「長多製麺」の物の様で、
  店内の貼り紙にも有る様に、頻りに「細麺」を強調している。
  確かに他の【家系】よりも細い印象。
  茹で加減を硬めにしなかったので、特に腰は感じられない。
  萌やしとキャベツ以外の具は、バラ肉の叉焼、麺麻、海苔。
  玉子は半熟だが、ネットリと濃厚で、味が濃いと言う迄は行かず、温泉玉子の様…。
  生憎、仕事中なので卓上の卸大蒜や豆板醤等は入れずに其の儘でしか頂けなかったのが残念。
  個人的に、新感覚の【家系】だった…。