続・ROCK‘N’ROLL退屈男

続・ROCK‘N’ROLL退屈男 B面⇒https://twitter.com/RandR_taikutsu

「和彩楽酒 かもん」【日進】

http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php
◆「和彩楽酒 かもん」【日進】

 …十八時前、マスターから不意に電話が掛かる。
  月末で財布がスッテンテンの為、今日から玉子納豆掛け御飯生活突入を宣言した僕を気遣い、
  金は要らないから、来れば食べさせてあげると言う、マザー・テレサの様な御言葉…。
  普段、此方の常連客として、少なからず貢献させて頂いているので、
  偶には有り難く御言葉に甘えて、四日連続で雨の中をトボトボ歩いて出掛ける…。

イメージ 1
 ◎「生ビール(中)」五五〇円
 …取り敢えず、麦酒一杯を呑む金は有るので、胸を張って注文する。
  「生ビール(中)」+御通しの九五〇円は有る。
  御通しは、三日続いた茶碗蒸しではなく、里芋と茄子のカレー味の煮物。
  さて、此処から価格交渉に入る。
  マスターから「幾らで行く?」と訊かれ、僕は頑張って出せる「二〇〇〇円で…」と。
  「良し、手を打とう」とマスターの了承を取り付け、一先ず、安心して呑める…。

イメージ 2
 ◎「釣り鰺と天然イサキのタタキ」
 …総額二〇〇〇円で御任せしている以上、メニューに口出しは出来ない。
  徐にマスターが包丁を取り出し、何かを作っている。
  トントンと俎板を叩く音が聞こえ、想像を膨らませる。
  そして出て来たのは、帆立の貝殻の上に綺麗に盛られた生魚。
  釣り鰺と天然の伊佐木を、卸生姜と葱と一緒に叩いた、言わば「なめろう」の様な一品。
  千葉県等で有名な漁師料理の一つ。
  「釣り鰺、旨いわ!」とマスターが言う通り、鰺はプリップリ!
  口の中で踊る様な食感で、正に鮮度抜群。
  伊佐木も前日に刺身で頂いたが、白身特有の弾力と、独特の甘味が十分に味わえる。
  卸生姜と葱のピリッと言う辛味と上手く混ざり合う。

イメージ 3
 ◎「和風マヨネーズうどん」
 …先程迄、カウンター席に座って馬鹿話をしていたマスターが、再度厨房に入って仕事を始める。
  今度は萌やしを冷蔵庫から取り出し、フライパンで炒め出す。
  何が出て来るのかと期待して待って居ると、何とも芳しいマヨネーズの香り。
  そう、奇しくも、巨人が日本シリーズで憎き西武ライオンズに敗れた晩に振る舞って呉れた、
  和風出汁とマヨネーズで味付けした焼き饂飩
  今回は、自分の財布に敗れようとは…。
  密かに其れ以来、地味に癖に成っていた…。
  前回は具無しだったが、今回は萌やしが入っている豪華版。
  仄かに和風出汁の風味が香り、後はマヨネーズのコッテリと濃厚な味わい。
  唇をマヨネーズで汚し乍ら、ズルズルと啜る。
  此れは身体には絶対に良くないが、食べては危険な時間帯に食べると最高に旨い。
  マスター曰く、家でも簡単に作れるらしいので、気力が有れば試してみたい。
  市販の麺つゆを入れて炒め、塩胡椒で味を調え、最後にマヨネーズを投入するのみらしい。
  とは言え、生来の面倒臭がりなので、作らないだろうな…。

 結局、麦酒三杯、「神の河」のロックを一杯頂き、置いて帰れるだけの金額で構わないと言われ、
 当初は二〇〇〇円で手打ちをしたが、流石に其れだけでは申し訳無さが一杯だったので、
 清水の舞台からバンジージャンプした気分で、もう五〇〇円上乗せし、二五〇〇円置いて帰宅。
 さて、明日から三日間、三九〇円で如何生活しましょう…。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
此の駄ブログを御覧の方に、マスターから耳寄り情報!
「たー君ブログを見て来ました」と言って来店された方に、
「生ビール(中)」を一杯御馳走するとの事!
御興味有る方は是非!
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★