…月末の赤貧生活も、今日の昼を乗り切れば何とか成る。
つくづく、金の使い道、計画性の無さがほとほと嫌に成る。
金額で言えば、零の数が相当数少ないが、小室哲哉並みだ…。
今日の昼御飯は、コンヴィニエンスストアでカップラーメンしか食べられない。
「吉野家」、「すき家」等の超高級店には足を踏み入れる事も出来ない。
例によって、カップラーメンの棚を物色する。
「山頭火」、「一風堂」等の「名店仕込みシリーズ」も良い。
山形の名店「龍上海」のカップラーメンも、器が大きくて食べ出が有りそうで悩む。
腕組みをし、何も、其処迄真剣に悩まなくても…と言う程に熟考する。
そして、不意に棚の最上段を見遣ると、寂しく一個だけ残っている商品を発見。
真っ赤な色をした容器で、「蒙古タンメン 中本」と書かれている。
そう、何を隠そう、上板橋の超有名店「蒙古タンメン 中本」!
味噌味のタンメンの上に、激辛の麻婆豆腐がぶっ掛けられた「蒙古タンメン」の店。
池袋店に、昨年の夏に出掛けて以来、其の味に遠ざかっている。
あの時に食べたのは、二人だったっけか…と胸がナイフで抉られる思いに駆られつつ、
衝動的にレジスターの前へと並ぶ。
然も、一七八円と言う価格が、貧乏を拗らせた人間には嬉しいではないか…。
熱湯を注ぎ、三分で出来上がり。
蓋に接着された、「激辛の素」の様な真っ赤な液体を垂らしてから頂くらしい。
見た目、豆腐も入っており、本物に近付け様としている努力が窺える。
すると、プ~ンと匂いが鼻腔を刺激する。
辛い物が嫌いなのだが、意を決してスープから啜る。
人工的、化学的な辛さが真っ先に舌に伝わり、後から味の輪郭が浮かび上がって来る。
本物の「蒙古タンメン」も、辛くさえなければ、味噌味の非常に旨いタンメンだけに、
其の点でも本物に遠くないと言えば遠くない。
小学生の頃に異常に好きだった「中華食堂 麻婆麺」のカップラーメンを思い出した。
何だかんだで、此の辛さが病み付きに成り、高血圧の癖にスープ迄飲み干す。
量は可也少なめだが、味としては合格点を与えたい。
つくづく、金の使い道、計画性の無さがほとほと嫌に成る。
金額で言えば、零の数が相当数少ないが、小室哲哉並みだ…。
今日の昼御飯は、コンヴィニエンスストアでカップラーメンしか食べられない。
「吉野家」、「すき家」等の超高級店には足を踏み入れる事も出来ない。
例によって、カップラーメンの棚を物色する。
「山頭火」、「一風堂」等の「名店仕込みシリーズ」も良い。
山形の名店「龍上海」のカップラーメンも、器が大きくて食べ出が有りそうで悩む。
腕組みをし、何も、其処迄真剣に悩まなくても…と言う程に熟考する。
そして、不意に棚の最上段を見遣ると、寂しく一個だけ残っている商品を発見。
真っ赤な色をした容器で、「蒙古タンメン 中本」と書かれている。
そう、何を隠そう、上板橋の超有名店「蒙古タンメン 中本」!
味噌味のタンメンの上に、激辛の麻婆豆腐がぶっ掛けられた「蒙古タンメン」の店。
池袋店に、昨年の夏に出掛けて以来、其の味に遠ざかっている。
あの時に食べたのは、二人だったっけか…と胸がナイフで抉られる思いに駆られつつ、
衝動的にレジスターの前へと並ぶ。
然も、一七八円と言う価格が、貧乏を拗らせた人間には嬉しいではないか…。
熱湯を注ぎ、三分で出来上がり。
蓋に接着された、「激辛の素」の様な真っ赤な液体を垂らしてから頂くらしい。
見た目、豆腐も入っており、本物に近付け様としている努力が窺える。
すると、プ~ンと匂いが鼻腔を刺激する。
辛い物が嫌いなのだが、意を決してスープから啜る。
人工的、化学的な辛さが真っ先に舌に伝わり、後から味の輪郭が浮かび上がって来る。
本物の「蒙古タンメン」も、辛くさえなければ、味噌味の非常に旨いタンメンだけに、
其の点でも本物に遠くないと言えば遠くない。
小学生の頃に異常に好きだった「中華食堂 麻婆麺」のカップラーメンを思い出した。
何だかんだで、此の辛さが病み付きに成り、高血圧の癖にスープ迄飲み干す。
量は可也少なめだが、味としては合格点を与えたい。