続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「中国料理 唐宮」【台場】


 …昨晩。
  港北ニュータウンでの仕事を十九時半過ぎに終え、三田へと向かう。
  父親から連絡が有り、従弟も含めて食事を御馳走してやるとの事。
  待ち合わせ時間に間に合わないので、先に行って始めてて貰おうとメールを入れると、
  律儀に待って居ると言うので、何だか嫌な予感がした…。
  そして、合流すると、「JALシティ田町」は予約が取れなかったから、
  お台場迄行くと言う話がすっかり出来上がっていて、タクシーでレインボーブリッジを渡った。
  「何?JALシティって?日本航空の土産物屋?」と、彼是と考える。
  こちとら、六時起きで、一日中立ち通しの仕事を終え、疲労困憊で直ぐにでも寝たい気分の中、
  「良いよ、田町駅前の立ち呑み屋で…、そっちの方が落ち着くよ…」と臍を曲げた…。
  程無く、フジテレヴィヂョンの社屋の前を摺り抜け、随分と高層の建物の前で降ろされた。
  何でも、「ホテル日航東京」と言う所らしい。
  正直、こう言う小洒落た、高級感漂う場所が一番嫌い…。
  父親が、旅行、飛行機、電車馬鹿の従弟に唆されたのだろう。
  そして、ホテルの中の中華料理屋に従弟が先陣を切って入って行き、
  「予約をした○○です」と、身分不相応な事を抜かしている。
  縄暖簾を潜って、「親父、遣ってる?」ってな具合で飛び込みで入るのが普通だろうに…。
  席に通され、こまっちゃくれた食事会の開始だ…。

 ◎「アサヒスーパードライ生ビール」九四五円
 …えっ!?麦酒が九四五円!
  然も、チンカチンカに冷えた冷やっこいジョッキじゃなく、細長いグラスだし…。
  第一、グラスが真っ白に霜が降りて、冷えてないし…。
  辛く永かった一週間の打ち上げで呑む麦酒が此の量じゃ、一気に半分が空いてしまった。
  だから、僕は「餃子の王将」で良いと言ったのに…。
  其の上、御通しも無いし…。

 ◎「龍川」七三五〇円
 …何だか知らないが、従弟と父親が勝手に相談を纏め、コースと発注している。
  執拗い様だが、餃子と麦酒、あとは搾菜が有れば良いと言うのに…。
  此処、餃子無いみたい…。

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  ○「特色花冷盆(特製冷菜盛り合わせ)」
  …やっと来たよ、御通しが。
   綺麗な店員さんが御丁寧に内容物を説明して呉れたが、見慣れない物の名前は頭に入って来ない。
   分かるのは蜜柑と海老だけ…。
   海老を紹興酒の風呂に入れたって言ったっけか?
   後は、叉焼の照り焼きみたいなのと、海月の和え物、何かの鯛の酢漬け、鶏牛蒡巻き、
   白くて丸い物は分からず仕舞い…。

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  ○「海鮮曾酸翅(海鮮入りふかひれスープ)」
  …「竹笙燉鶏湯(絹傘茸入り不老長寿蒸しスープ)」と選べると言うので鱶鰭で。
   正直、何処に鱶鰭が入っていたのか分からない。
   ドロッとした玉子スープ。
   御飯にぶっ掛けて食べるのも良さ気。

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  ○「飲茶二蒸籠(香港式飲茶二種)」
  …漸く、餃子に近い物が出て来た。
   「崎陽軒」の焼売で十分なんだけどなぁ…。
   右が、海老だか蟹が入った焼売で、左が、韮だかメロンシロップで緑色にした物。
   あ~ぁ、一口で終わってしまうね…。

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  ○「香煎片皮鴨(北京ダックの餅包み香り焼き)」
  …「鮮炒季節菜(季節の野菜炒め)」と選べると言うので此方で。
   正直、何処に北京ダックが入っていたのか分からない。
   モッチリとした皮で、中には葱が入っていたかな。
   桃色をした煎餅、ガッカリな事に「ハートチップル」じゃないのね…。

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  ○「生汁鮮蝦仁(芝海老のマヨネーズ煮)」
  …「黒酢古老肉(バルサミコ入り黒酢の酢豚)」と選べると言うので此方で。
   やっと、身体に悪そうな物が出て来た。
   マヨネーズが無いと、足の親指が喜ばない。
   と思いきや、たったの三個。
   あっと言う間…。

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  ○「葱油高湯麺(叉焼と葱の汁そば)」
  …「揚州香炒飯(五目チャーハン)」と選べると言うので此方で。
   矢張り、〆はラーメンじゃないと…と思ったら吃驚!
   器が小さい事…。
   此れじゃ、公民館に置いてある湯飲みと同じ大きさだ。
   然も、野菜と大蒜のトッピングが出来ないから困る。
   椀子蕎麦の様な勢いで完食。

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  ○「客想美点心(本日のおすすめデザート)」
  …杏仁豆腐かマンゴープリンと言うので、勿論、マンゴープリン。
   僕が好んで食べる果物の味のマンゴー。
   本物のマンゴーは食べないが…。
   何だか、「フルーチェ」みたい…。

 何だかんだで、九四五円する麦酒を四杯頂き、疲労の疲れも相俟って、酩酊してしまった。
 僕は思った。
 こう言う所は、僕の来る所じゃないなと…。