寝返りを打っても、何をしても半分夢の中で具合が悪く成っている。
とは言え、今日は仕事納めの為、這ってでも行かねばならない。
次第に、敏感肌で衣服と擦れると痛みが感じられ、首周りがバリバリに強張って行き、
絶対に熱が出る前兆で有る事を確信した。
取り敢えず、コンヴィニエンスストアで五〇〇円もする栄養ドリンクと、
檸檬味のヴィタミンウォーターを補給して、横浜へと車を走らせる。
正直、運転など出来る様な状態ではない。
瞼が重く、目が開かない様な感じで、全身に鉛を重石を付けられたかの様。
少し早く着いたので、車の中で横に成るも駄目。
壊れそうな身体に鞭打って仕事を熟す。
当然、昼御飯は食べられる訳も無く、昼休みは車の中で横に成る。
午後も一向に快方に向かう様子は見られず、次の川崎へと、ヘロヘロで車を走らせる。
すべき仕事は遣らねばならないので、十八時半迄行い、年内の仕事を終える。
で、此処から又、車で帰らねばならない。
もう限界…。
途中の平和島パーキングエリアに停め、一時間程、仮眠を取る。
何とか少しは運転出来る様に成り、やっとこさっとこ帰宅。
幾ら食欲が無いとは言え、丸一日何も固形物を食べていない。
こう言う時、何を食べれば良いのかが分からない。
暫し考え、普段、僕が絶対に食べない物を食べれば良いのだと。
即ち、身体に良さ気な物。
と言う事で、スーパーマーケットで苺とヨーグルトを購入。
苺は洗うのが面倒臭く、ヨーグルトは酸っぱいから嫌だなと思いつつ、
どちらも今年初めて口にする。
家に帰り、体温計で熱を測れば、三七.八度。
もう、其の数字を見た途端に駄目…。
何時もより毛布を一枚多く掛け、布団に潜って寝てしまおう。
こう言う時、頼る人が居らずに独りだと如何仕様も無い。
明日、此の更新が無かったら、寂しく孤独死していると思って頂きたい。
流石、大殺界の「停止」。
最後の最後で苦しめて呉れる…。