続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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十勝新津製麺「二代目 つじ田」

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十勝新津製麺「二代目 つじ田

…赤貧生活最終日。
 今日を凌げば何とか成ると言うのを望みに、今日は一日、大和市内…。
 十四時半過ぎに漸く昼御飯を摂れる様に成り、コンヴィニエンスストアへと入る。
 月末は決まってカップラーメン生活。
 普通の食事もラーメン、コンヴィニエンスストアでもカップラーメン…。
 棚を物色していると、最上段の目立つ位置に「二代目 つじ田」と言う文字を発見。
 千代田区平河町に在る有名店「めん徳 二代目つじ田」のカップラーメン。
 此方の店自体は、場所柄、縁が無いので行った事が無いが、名前だけは耳馴染みが有る。
 折角なので、試してみる。
 ラーメン王と名乗る「石神秀行が唸った名店」と言うシリーズらしい。
 蓋には「日本屈指の豚骨魚介スープ!」と大仰な事が記されている。
 そう言うだけあって、粉末スープには魚粉が多く含まれており、期待が高まる。
 熱湯を注ぎ、四分待ち、液体スープ、レトルト加薬を加えたら出来上がり。
 先ずはスープを一口。
 確かに、魚介の風味が強く打ち出されており、普通のカップラーメンとの違いを感じる。
 魚介と豚骨のWスープを謳っているので、動物系のコクの有る味わいも害われていない。
 ん~、此れは良いぞ!
 お次は麺。
 一般的には知名度は低いが、カップラーメン業界では有名な「十勝新津製麺」の物とあって、
 麺が兎に角旨い!
 氷結乾燥法と言う、独自の特許を持つ製法で作られる麺は、他の物と明らかに一線を画す。
 啜るとプリッと言う舌触り、モチッと言う食感が有り、噛めば弾力の有って腰が効いている。
 下手なラーメン店の物より数倍旨い。
 スープと良く絡み、持ち上げも良い。
 具はシャキシャキの麺麻と、脂身が多目の叉焼
 此れは、カップラーメンの域を超越していると言っては言い過ぎだが、其れに近い物は有る…。
 
 カップラーメンだけでは何なので、滅多に頂かないパンも一緒に購入。
 振り返ったら偶々パンの棚が有ったからに過ぎないのだが…。
 ザッと棚を見廻し、一目惚れ。
 其の名も「もっちバー(ハム&チーズ)」!
 チーズの文字には丸腰だ…。
 齧り付くと、名前の通り、モッチリとした何とも素敵な食感。
 僕は、餅や団子の様な危険物は食べないのだが、此れ位のモチモチ感なら平気。
 中には賽の目状のハムと、風味豊かなチーズが蕩けている。
 パンの表面にチーズを塗して焼いてあるので、香ばしさも旨さに華を添えている。
 此れ、全て買い占めたい位に旨い…。
 恐らく、今年食べた物の中で一番旨い。
 「サークルKサンクス」でしか購入出来ない様なのが残念…。
 合計四〇〇円強で、此れ程迄に満足度の高い食事に成るとは…。