続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「めし処 半月」【沼津】

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◆「めし処 半月」【沼津】


 ◎「あじ干物定食」六五〇円

 …節分を過ぎ、大殺界最悪の年「停止」も明け、大殺界最終年「減退」に突入。
  初日は行き成り静岡へと出張へ出る。
  仕事の合間に昼御飯を摂りに出、東名高速道路沼津インターチェンジから一気に市街地へ下る道路には、
  「あじ」、「ひもの」の文字が矢鱈と飛び込んで来て、土産物屋が兎に角多い。
  そんな土産物屋の中に在る飲食店で済まそうかと思ったが、どれも決め手に欠ける。
  なので、同じ道路沿いに在る、以前に一度訪れた事の有る定食屋の暖簾を跳ね上げる…。
  前回は、昨年九月に旬の「新サンマ塩焼定食」を頂いている。
  今回は、沼津と言えば此れと言う、鰺の干物を頂いてみる。
  店の敷地内には干物等を売る店も有り、味についての不安は先ず無いだろう…。
  しっかりとこんがりと炙られた鰺の干物は、小振りで少々拍子抜け。
  まあ、気を取り直し、檸檬を搾り、箸を付ける。
  鰺の開きを頂くなんて、何年振りだろう…。
  骨が厄介なので、焼き魚を頂く事は少ない。
  然し、此の鰺の開きは骨が然程気に成らない。
  身はふっくらとしており、塩加減も絶妙で旨い。
  此れ又、搾った檸檬の酸味が良く、味に幅を持たせている。
  鶏の唐揚げ、フライ、牛タン…、檸檬をたっぷり搾って頂くのが好きだ。
  皮もこんがりと香ばしく、パリパリとしている。
  小鉢には縮緬雑魚を山椒等で味付けした物が出され、御飯の御供が多くて大変だ…。
  干物以外にも、刺身や肉系メニューも有り、夜は居酒屋っぽい感じに成る様だ。
  「あじのたたき」を摘みに一杯遣りたいものだ…。