「ラーメン だいご」【鴨宮】

http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php
◆「ラーメン だいご」【鴨宮】

　…富士宮、沼津を巡り、今日の最後、小田原での仕事を終え、其の儘、鴨宮泊まり。
　　二十一時に宿にクタクタで転がり込み、直ぐに食事を摂りに外へ出る。
　　大きな小田原駅の隣りの駅の為、決して栄えておらず、選択肢も限られている。
　　其の為、年末に一度訪れた事の有る、居酒屋とラーメン店が併設されている此方へと収まる…。

　◎「生ビール（中）」六〇〇円
　…平日は稀にしか呑まないが、旅の空となれば自然と呑みたくなると言う物。
　　麦酒を一杯だけ、味わうようにじっくりと喉を湿らせる様にして頂く。
　　朝七時起きで車を走らせて富士宮迄出掛け、殆ど動き通しの為、其の旨さは格別。
　　御通しは、人生で二度目の衣被ぎ。
　　少々塩気が足らなかったのが残念…。

　
　◎「もつ煮込み」四五〇円
　…「何か焼きますか？」と、此方の売りの焼き鳥を薦められたが、
　　前回頂いて、タレの味が濃過ぎた為、焼き鳥は回避してもつ煮込みを御願いする。
　　別段、如何しても頂きたいと言う物でもないので、然して期待は寄せない。
　　上に葱がたっぷりと載せられ、味付けは醤油ベース。
　　もつは柔らかく煮込まれており、味自体は吃驚する様な、目を惹く物は無い。
　　然し、労働後の寛いだ一杯の所為か、地味に美味しく感じられたりする。
　　具は他に大根、人参、蒟蒻。

　
　◎「正油ラーメン」六〇〇円
　…前回、何の気無しに期待もせずに、只、空腹を満たす為だけに発注した「正油ラーメン」。
　　然し、意外にも此れが当たりだったので、今回も此れで空腹を満たす。
　　スープは一見、何の変哲も無い、街のラーメン屋の化学調味料たっぷりの物に見えるが、
　　蓮華で一口啜れば、魚介の風味、味わいがしっかりとして、良い意味で期待を裏切られる。
　　昨晩、自炊して作ったつけ麺を食べた直後に差し込む様な猛烈な胃痛に襲われたが、
　　そんな胃袋にスッと染み入る様な感覚さえ有る…。
　　麺は、残念乍ら特筆すべき物は見られず、屋台のラーメンの様な感じ。
　　ジャンクな感じがして決して嫌いではないが…。
　　麺麻は甘目の味付けで市販の物と思われるが、麦酒の摘みにも成り得る。
　　味付け玉子は固茹でで、御田の玉子の様な感じだが、スープと良く合う。
　　前回も旨いと感じた叉焼は、今日のは豚の角煮の様な感じで、脂身プルプル、赤身はホロホロ。
　　ラーメンに入れては勿体無い。
　　昼夜麺類と言うのも久し振りな気がする…。