続・ROCK‘N’ROLL退屈男

続・ROCK‘N’ROLL退屈男 B面⇒https://twitter.com/RandR_taikutsu

『TATSURO from NIAGARA』/山下達郎

http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php
★『TATSURO from NIAGARA』/山下達郎


…今年も遣って来ました三月二十一日!
 二〇〇五年の『NIAGARA MOON』、『SONGS』から始まった、
 我が心の師・大滝詠一師の三〇周年リマスター事業。
 来年の二〇一〇年が【空き】に成る為、今年で一段落。
 今年は、永らくマニア垂涎のコレクターズ・アイテムと成っていた此方。
 三月二十一日が土曜日の為、十九日の店着日に早々に購入。
 しっかりとコンパクトディスクは購入する。
 ダウンロードの様な悪行には手を染めない…。
 さて、オリジナルの発売は一九八〇年七月一〇日。
 一九七〇年代当時、大滝詠一師のナイアガラ・レーベルは日本コロムビアと、
 一九七五年からアルバム十二枚の製作と言う無謀な契約を結んでいた。
 ・『SONGS』/シュガーベイブ(一九七五年)
 ・『NIAGARA MOON』(一九七五年)
 ・『NIAGARA TRIANGLE Voi.1』(一九七六年)
 ・『GO!GO!NIAGARA』(一九七六年)
 ・『NIAGARA CM SPECIAL』(一九七七年)
 ・『夢で逢えたら』/シリア・ポール(一九七七年)
 ・『多羅尾伴内楽團Vol.1』(一九七七年)
 ・『NIAGARA CALENDAR』(一九七七年)
 ・『多羅尾伴内楽團Vol.2』(一九七八年)
 ・『DEBUT』(一九七八年)
 ・『LET’S ONDO AGAIN』(一九七八年)
 と、十一枚のアルバムを製作、発売したが、日本コロムビアとの契約が切れ、
 残り一枚のアルバム製作の契約を履行するべく、日本コロムビア主導で編纂して発売。
 此れに関しては、大滝詠一師の承諾無しに、又、大滝詠一師が製作に絡んでいない為、
 ナイアガラの公認アルバムと見做されず、一九八一年にナイアガラがCBSソニーに配給が変わり、
 コロムビア盤のカタログが全て廃盤に成り、コレクターズ・アイテムと成ってしまったと言う曰く付き…。
 そして、今回目出度く、大滝詠一師本人の手に因りリマスター、編纂されて再発。
 オリジナル盤の遣っ付け仕事の様な物とは訳が違う。
 僕の様に、大滝詠一師が紡ぎ出す【音】に遣られてしまっている人間には堪らない。
 一曲目の「DOWN TOWN」のイントロのギターや、「フライング・キッド」のピアノの音…。
 座り小便して馬鹿に成ってしまう程に音が宜しい。
 こう言う音の良さは、安価なダウンロード等のばら撒いた物では決して聴けない。
 今回の出色は、ボーナストラックの「幸せにさよなら」。
 ん~、軽くデモで歌ってもきちんと聴ける歌唱力には唸らざるを得ない…。
 再来年の二〇一一年には三〇周年事業の集大成で『NIAGARA CD BOX』が出るとか。
 いやはや、如何成ります事やら…。


『TATSURO from NIAGARA』/山下達郎
 1.DOWN TOWN
 2.SHOW
 3.パレード
 4.遅すぎた別れ
 5.今日はなんだか
 6.ドリーミング・デイ
 7.すてきなメロディー
 8.フライング・キッド
 9.雨は手のひらにいっぱい
10.過ぎ去りし日々“60’s Dream”
BONUS TRACKS
11.幸せにさよなら(山下ヴォーカル・バージョン)
12.ドリーミング・デイ(シングル・モノ・ミックス)
13.SUGAR(オリジナル・ミックス)