続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「三丁目 にしや食堂」【日進】

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◆「三丁目 にしや食堂」【日進】


 ◎「ひらまさの漬定食」七〇〇円

 …昨晩は午前三時迄呑み続けて帰宅し、布団と同化する様に失神する。
  目覚めれば正午の三〇分前…。
  最後の休み、すべき事も多く、やっとの思いで洗濯物を遣っ付ける。
  十三時に迫ろうと言う刻限に成ったので、昼御飯を摂りに毎度の此方へと伺う。
  十二時台は例によって、学生達が多く集い、其の若い血潮の眩しさが嫌なので、
  少し時間をずらしたのが功を奏し、ゆっくりと落ち着いて食事が出来る。
  今日の御薦めは、「斉藤さんちの冷し汁定食」と「ひらまさの漬定食」としてある。
  冷や汁は兎も角、平政とは珍しいので、江戸っ子気取りで「しらまさ…」と発注する。
  まさか、刺身の平政を漬けにした物ではなかろうと想像を巡らせたが、
  案の定、宍戸 錠、焼魚の形状で遣って来る。
  そう言えば、焼魚も久しく頂いていない気がする。
  如何せん、カップラーメンと玉子掛け御飯ばかりなので…。
  焼いた平政を頂くのは恐らく初めてだろう。
  箸で切り、脇に添えられた大根卸と一緒に頂く。
  漬けにしているだけあって、しっかりと味が染みており、此の濃い味が絶妙。
  身はギュッと言う引き締まった感じで、丸で鰤の様な食感。
  確かに、鰤と平政は刺身で頂いても大差無く、プロでも見紛う程だと言う。
  此れ又、御飯の御供に最適だ。
  例によって、別皿でマヨネーズを出して下さるので、少し付けて味に変化を付けてみる。
  焼魚にマヨネーズを付けて食べると言うのは、日進時代の「和彩楽酒 かもん」で、
  鰆の西京焼きで頂いた事が有るが、しっかりと味付けされている物とは実に良く合う。
  此れが、真鯛の塩焼きとかだったら問題だが…。
  今回も御厚意で、控え目に野菜祭りを開催して頂く。
  葱味噌胡瓜、キャベツの千切りと、一週間分の野菜を摂取してみる。
  そして、更に冷や汁を付けて頂いている。
  御飯を少し残して置き、其処へ冷や汁をドバッとぶっ掛けて掻っ込む。
  豆腐と胡瓜が入った物で、胡麻が効いている。
  世間では宮崎県のが知られているが、我が埼玉県でも郷土料理として伝わっている。
  現に、実家に住んでいた頃、祖母が夏場に作って呉れた。
  祖母のは、胡瓜、胡麻、紫蘇、茗荷等で、至って簡素だったが、氷が入っているので、
  冷たくて、食欲の落ちる夏に随分と食べ易かった記憶が有る。
  此れから大嫌いな夏が訪れるので、今年は小ざっぱりとした物を頂いて、
  軽く夏バテして、少し痩せてみるのも良かろう…。

にしや食堂 [ その他 ] - Yahoo!グルメ

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住所: 埼玉県さいたま市北区日進町3丁目225
最寄り駅: 日進(埼玉県)
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※2009年6月20日時点の情報です。
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