続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ジャンクガレッジ」【東大宮】

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◆「ジャンクガレッジ」【東大宮


 ◎「ラーメン」七〇〇円

 …昨日。
  釧路から帰還して一夜明け、日中は極めて自堕落に過ごす。
  外には一歩も出ず、外気に触れたのは洗濯物を干す時だけと言う引き篭もり振り…。
  夕方、仕事絡みのメールの遣り取りを同僚の方としている内に、
  今週も「ジャンクガレッジ」の禁断症状が出始めている事に気付き、
  二十一時前に合流し、すっかり恒例の週末の訪店と相成る…。
  駐車場は満車だが、運良く直ぐに空き、事無きを得る。
  店内の券売機で食券を購入し、店外の行列の最後尾に並ぶ。
  此処最近、金曜日の晩は意外にも空いている事が多かったのだが、
  今回は先客十二名と結構な混み具合で、空腹の腕白中年の心は焦らされる…。
  並んでいる最中、店内を見遣ると、異様に婦女子率が高い。
  中でも、二〇代前半と思しき三人組の、食べるんだか食べないんだか分からない様な啜り加減。
  車に轢かれたPerfumeみたいな感じで、如何考えてもラーメンに返り討ちに遭っている…。
  麺を一本箸で摘んで、チュルチュルと悠長に、喋り乍ら啜っている。
  「そんなんじゃ、夜が明けちゃうよ!」と、待たされている此方としては苛苛してみる。
  如何して、こう言う店に、こう言う人達が来ちゃうかね?
  単なる興味本位で来て、食べ切れなかったら残せば良いと言う安易な発想なのかね?
  「麺少な目」も出来るのに、残すのは如何かと思うけど…。
  あと、相変わらず撲滅されないのが木っ端アベックだ…。
  何だろう、あの人達は?
  人前でイチャついて、周囲の視線を感じて興奮するプレイか何かかしら…。
  もっと、御洒落な高級伊太利亜料理店とかで、甘い言葉を囁き合えば良いじゃないのさ!
  嗚呼、不愉快だ…。
  心を完全に掻き乱されていると、漸く店内に案内され、着席出来る。
  トッピングを訊かれ、何時も通りの「全増しで…」と御願いする。
  今回のも野菜の塔が気高く聳え立ち、腕白中年の心を擽る。
  丼に直に口を付け、スープを御出迎え状態で啜ると、相変わらずの濃厚なドロドロ。
  ガツンと胃袋に刺激を与える、魅惑的で蠱惑的な濃密スープ。
  先程の苛苛が多少は吹っ飛ぶ…。
  萌やしとキャベツがモッサリと盛られており、バリバリ、シャキシャキと食べ進める。
  一瞬、「ラーメン富士丸 北浦和店」のクタクタ野菜の様な感じも有り、懐かしさを感じる。
  麺は、縄暖簾の様な極太麺。
  ゴワゴワ、モチモチ、プリプリと言った擬音が似合う強靭な麺。
  箸で持ち上げるのも大変な位に重量感が有り、噛り付いて口で引っ張り上げないと無理。
  豚は、少々、筋張った部位に当たってしまったのが残念だが、総体的には何時もの柔らかさ。
  然し、何だ、此れからも、一生独り者の僕にとっては腹立たしさは解消されないんだろうな…。