…昨晩は珍しく酒を一滴も呑まず、其の所為か、乾涸びて目覚める事も無く、
窓から吹き込む微風と、夏の陽射しで目が覚め、一〇時に起床。
毎週恒例の「ぶらり途中下車の旅」の後半を少しだけ観た後は、
何もする事も無く、呆けが進行した御爺ちゃんの様に過ごす…。
正午を過ぎ、昼御飯を摂りに、毎度の此方へと御厄介に成る。
窓から吹き込む微風と、夏の陽射しで目が覚め、一〇時に起床。
毎週恒例の「ぶらり途中下車の旅」の後半を少しだけ観た後は、
何もする事も無く、呆けが進行した御爺ちゃんの様に過ごす…。
正午を過ぎ、昼御飯を摂りに、毎度の此方へと御厄介に成る。
◎「生ビール(中)」五〇〇円
…俄かにポツポツと降り出した雨を縫う様に出掛け、暑さの所為で麦酒を一杯。
良いじゃない、暑いのだから…。
其れに、昼酒と言う背徳な気分に浸れるのは土曜日の昼間の特権だ。
チンカチンカに冷えた冷やっこいルービーを運んで来て頂いた序に、
北海道土産を手渡し、霜の降りたジョッキを傾ける。
因みに、此方への土産は「ROYCE’」の「ポテトチップチョコレート」。
自分じゃ甘い物は決して食べないのに…。
今回の御通しは煮玉子と魚卵。
此れも鰈の卵だろうか…。
◎「豚ヒレ肉のホロホロ煮」七〇〇円
…麦酒を遣っていると、女将さんが食事メニューを薦めて呉れる。
試作品の「豚ヒレ肉のホロホロ煮」なる物が有ると言うので、其れを御願いする。
此の手の「プロトタイプ」には心惹かれ、ガンダムの模型でもプロトタイプ物が好きだった…。
麦酒を丁度呑み終えた頃、其のプロトタイプが遣って来る。
見た目はビーフシチューの様な佇まい。
箸を入れると、名前の通りにホロッと肉の繊維に沿って解れる。
味付けはデミグラスソース味。
腕白な三十三歳児は此の手の味付けには滅法弱いんだよな…。
ホロホロとした豚肉が、口の中で解れる食感が良い。
又、別皿のマヨネーズを塗して頂くと、言わずもがなだが旨い。
第一、マヨネーズが旨くない筈が無いのだよ。
一緒に煮込まれた大根も、しっかりと中迄味が染みていている。
上に添えられた白髪葱のピリッとした辛味も印象的だ…。
そして、更に驚いたのが、此の主役の「豚ヒレ肉のホロホロ煮」を喰う勢いの器が…。
釧路から生還した祝いも兼ねて、毎度御馴染みの野菜祭りの豪華版。
何だか、却って申し訳無い心持ちで一杯だ…。
レタス、千切りキャベツの上には、「とりもも肉のカリカリ焼き」の刻んだ物と、
赤茄子、胡瓜、黄色いピーマン、茄子の刻んだ物が載せられ、マヨネーズが掛かっており、
更に脇には、刻んだ西瓜と、蜜柑が添えられている。
オフィスレデーの晩御飯の様で、心の中で「OLかっ!」と突っ込んでみる。
勿論、此れにも別皿のマヨネーズを塗し乍ら頂き、滅多に頂かない野菜、果物を摂取してみる。
然し、あれだ、「とりもも肉のカリカリ焼き」はしっかりと味の主張をしていて素晴らしい。
脇役に甘んじない、強い力を持っている。
来週も又、訪店する事が出来ると良いな…。
※2009年7月25日時点の情報です。
ID:0000302098
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