…当初の予定で、明日、午前中に南平に入り、仕事が片付き次第、福井に移動の段取りだったが、
其れが面倒臭く、億劫なので、何とか今日中に遣っ付けて、明朝から福井に向かうべく、
日曜日から馬車馬の様に働いたが、こう言う時に限って、此方に何の落ち度も無いのに、
其の他の外的要因の所為で、仕事が捗らず、滞ったりするものだ…。
目論見が全て狂い、しょんぼり加減で帰宅する。
晩御飯は、御無沙汰をしている此方でと決めていた…。
其れが面倒臭く、億劫なので、何とか今日中に遣っ付けて、明朝から福井に向かうべく、
日曜日から馬車馬の様に働いたが、こう言う時に限って、此方に何の落ち度も無いのに、
其の他の外的要因の所為で、仕事が捗らず、滞ったりするものだ…。
目論見が全て狂い、しょんぼり加減で帰宅する。
晩御飯は、御無沙汰をしている此方でと決めていた…。
◎「生ビール(中)」三〇〇円
…酒を呑むと情緒不安定に成るので、平日の酒は控えようと心に決めていたが、
此の暑さとしょんぼりで、敢え無く誓いを破って飲酒する…。
何でも、開店五〇周年記念とやらで、一杯目の麦酒が三〇〇円と言う大盤振る舞い。
チンカチンカに冷えた冷やっこいルービーが此の価格ならば、頗る嬉しい。
ジョッキは真っ白に霜が降り、麦酒はシャーベットに成り掛ける手前の冷たさ。
此れを、喉を目一杯に開いて、豪快に流し込む。
其の旨さたるや、筆舌に尽くし難い。
御通しは「人参と切り干しのハリハリ」と言う代物。
…酒を呑むと情緒不安定に成るので、平日の酒は控えようと心に決めていたが、
此の暑さとしょんぼりで、敢え無く誓いを破って飲酒する…。
何でも、開店五〇周年記念とやらで、一杯目の麦酒が三〇〇円と言う大盤振る舞い。
チンカチンカに冷えた冷やっこいルービーが此の価格ならば、頗る嬉しい。
ジョッキは真っ白に霜が降り、麦酒はシャーベットに成り掛ける手前の冷たさ。
此れを、喉を目一杯に開いて、豪快に流し込む。
其の旨さたるや、筆舌に尽くし難い。
御通しは「人参と切り干しのハリハリ」と言う代物。
◎「むつ煮定食」八〇〇円
…店に入る前は漠然と、「鶏の唐揚げ」か「とりもも肉のカリカリ焼き」かと思い描いたが、
女将さんから「ムッちゃんも有りますよ!」と声を掛けられ、壁のメニューを見遣る。
肉厚と記された「むつ煮」が有るらしく、心がモッキリ折れた中年は、
優しい味に触れたくて、ホッとする煮魚を発注してみる…。
偶に実家に帰った所で、此の手の旨い煮魚が頂ける訳じゃ無し、
小言を言われ、説教を喰らい、挙句には街角で肝が潰れる様な光景にも鉢合わせする…。
本来ならば疾うに不整脈を発症し、右心房と左心室が如何にか成っている。
然し、街角で目にした光景は、AEDを施された様な衝撃にも似ている…。
そんな悲観的な数日を送り、漸く、優しい食事に巡り合う。
例によって此処最近は、何時ものラーメン三昧なので…。
随分と大きな煮魚は、見るからに旨そうで、視覚だけでも落ち着きを齎して呉れる。
上に載った白髪葱と一緒に箸で解すと、驚く程に柔らかく、いとも簡単に崩れる。
プルプルとしたゼラチン質と、綺麗な白身が見て取れ、此れを口に運ぶ。
サラッとして、ゴテゴテしていない煮汁の味付けが大変宜しく、ムツの味を損ねていない。
ゼラチン質は脂身の様な感じで、コッテリ感が感じられる。
身の部分は僅かにキュッと引き締まった歯触りを感じ、仄かな甘味が有る。
嗚呼、此れは実に旨い!
今の僕に幸せを与えて呉れるのは、正に食べ物だけだと、心底実感する…。
時折、別皿に添えられたマヨネーズを塗し、凡そ、煮魚を頂く作法とは乖離した食べ方も試す。
言わずもがなだが、マヨネーズは何でも旨い。
マヨネーズの酸味と油分が付加され、濃厚さを増す。
マヨネーズは素敵だ。
マヨネーズも裏切らない…。
と、記している最中も、時折、左胸がギュッと締め付けられたりするそんな、秋を感じる夜…。
※2009年8月18日時点の情報です。
ID:0000302098
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