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◆「伝説のすた丼屋 新宿店」【新宿西口】
「伝説のすた丼屋 新宿店」【新宿西口】
◎「とろすた丼」七〇〇円
…昨日からの多摩センターでの仕事も無事に終わり、疲れがドッと出る。
仕事終わりに公園で、上司等と三人で発泡酒を空け、労を労う…。
十九時頃に京王多摩センター駅から京王線に乗り、新宿駅へと戻る。
昨晩、仕事終わりの二十一時に、例によって小滝橋通りを彷徨い、
「麺処 古武士」で「味玉つけ麺」を啜った帰りしなに、蠱惑的な文字を発見する。
「とろすた丼」…。
そう、多摩地区で頻繁に訪れた「伝説のすた丼屋」の新宿店の店頭に、其の文字列は有った。
数年前、「名物 すた丼の店 野猿街道店」で一度だけ頂いた事の有る、
夏場の期間限定の特別メニュー、此れを頂くのが今日の大命題だ…。
人並みを掻き分け、店内に飛び込み、券売機を前に「とろすた丼」の釦を押す。
麦酒は呑まずに我慢する…。
壁際のカウンター席の端っこに陣取り、運ばれて来る其の時を待つ。
生玉子が随分と先に遣って来て、遅れる事、三分後に「とろすた丼」登場。
「とろすた丼」とは、通常の「すた丼」の上にとろろが掛けられた物。
只でさえスタミナが付きそうなのに、其の上、とろろとは…。
弱っちゃったな、此りゃ…。
使う当ても無い精を無駄に付けてみる。
生玉子を落とし、箸でとろろと混ざり合う様に巧く掻き混ぜる。
如何やら、予め、とろろには何某かの味付けのタレが掛かっている様子。
さて、大蒜の香ばしい風味が立ち昇り、丼を抱える様にして喰らい付く。
薄切り豚バラ肉は、特製の秘伝の大蒜醤油で味付けを施され、葱と一緒に炒められている。
大蒜醤油が旨くない筈も無く、二ヶ月振りの「すた丼」の味に酔い痴れる。
葱のシャキシャキとした歯触りも効果を添えている。
そして、生玉子と混ざり合ったとろろが、ヅルヅルと音を立てて口の中へ滑り込んで来る。
ヌルヌルとした口当たりが心地好く、とろろフェチの心を捉えて離さない…。
卵黄のコクの有る味わいと、白身のドゥルッとした食感。
此の組み合わせが実に素晴らしく、玉子は最も身近な御馳走であると痛感する。
勿論、御飯の盛りも良く、肉体労働で空腹に成った腕白中年の胃袋を十分に満たして呉れる。
嗚呼、どうせなら、昨晩も「すた丼」にしておけば良かった…。
仕事終わりに公園で、上司等と三人で発泡酒を空け、労を労う…。
十九時頃に京王多摩センター駅から京王線に乗り、新宿駅へと戻る。
昨晩、仕事終わりの二十一時に、例によって小滝橋通りを彷徨い、
「麺処 古武士」で「味玉つけ麺」を啜った帰りしなに、蠱惑的な文字を発見する。
「とろすた丼」…。
そう、多摩地区で頻繁に訪れた「伝説のすた丼屋」の新宿店の店頭に、其の文字列は有った。
数年前、「名物 すた丼の店 野猿街道店」で一度だけ頂いた事の有る、
夏場の期間限定の特別メニュー、此れを頂くのが今日の大命題だ…。
人並みを掻き分け、店内に飛び込み、券売機を前に「とろすた丼」の釦を押す。
麦酒は呑まずに我慢する…。
壁際のカウンター席の端っこに陣取り、運ばれて来る其の時を待つ。
生玉子が随分と先に遣って来て、遅れる事、三分後に「とろすた丼」登場。
「とろすた丼」とは、通常の「すた丼」の上にとろろが掛けられた物。
只でさえスタミナが付きそうなのに、其の上、とろろとは…。
弱っちゃったな、此りゃ…。
使う当ても無い精を無駄に付けてみる。
生玉子を落とし、箸でとろろと混ざり合う様に巧く掻き混ぜる。
如何やら、予め、とろろには何某かの味付けのタレが掛かっている様子。
さて、大蒜の香ばしい風味が立ち昇り、丼を抱える様にして喰らい付く。
薄切り豚バラ肉は、特製の秘伝の大蒜醤油で味付けを施され、葱と一緒に炒められている。
大蒜醤油が旨くない筈も無く、二ヶ月振りの「すた丼」の味に酔い痴れる。
葱のシャキシャキとした歯触りも効果を添えている。
そして、生玉子と混ざり合ったとろろが、ヅルヅルと音を立てて口の中へ滑り込んで来る。
ヌルヌルとした口当たりが心地好く、とろろフェチの心を捉えて離さない…。
卵黄のコクの有る味わいと、白身のドゥルッとした食感。
此の組み合わせが実に素晴らしく、玉子は最も身近な御馳走であると痛感する。
勿論、御飯の盛りも良く、肉体労働で空腹に成った腕白中年の胃袋を十分に満たして呉れる。
嗚呼、どうせなら、昨晩も「すた丼」にしておけば良かった…。
※2009年8月27日時点の情報です。
ID:0007836215
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