続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「市場食堂 秀子」【春日部】

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◆「市場食堂 秀子」【春日部】


 ◎「マグロづけ丼定食」七八〇円

 …昨日。
  春日部での仕事、二日目にして最終日。
  十三時過ぎに三人して昼御飯を摂りに外へ出、食事を摂れそうな場所を探す。
  偶々、春日部市場が在り、其の中に食堂が在るのを発見する。
  其の名も「市場食堂 秀子」。
  「秀子」って…。
  場末のスナックじゃないんだから…。
  店内は賑わっており、空席を何とか見付け、腰を落ち着ける。
  壁一面にはびっしりとメニューを記した短冊が貼り巡らされている。
  其の数は一〇〇を超えるであろう。
  生物、焼き物、炒め物、揚げ物、煮物、丼、饂飩、蕎麦、ラーメン…。
  有りと有らゆる調理法のメニューが取り揃えられている。
  此れはメニューを一覧するだけでも大変だが、非常に愉しい。
  唐揚げ、レバニラ炒め、もつ煮込み、カツ丼、鮪ぶつ…、彼是と悩んでいると、
  別の角度の壁に「本日のおすすめ」としたメニューが有るのを目敏く見付ける。
  良し、此れだ!
  「マグロづけ丼定食」。
  如何やら、良い鮪を仕入れた様で、鮪のメニューが散見される。
  ホール担当の小母ちゃん、恐らく、「秀子」に注文を通す。
  すると、推定「秀子」に、「御兄さん、良いの頼んだね!」と褒められる。
  矢張り、此の日の一押しは鮪の様だ…。
  スポーツ新聞に目を通したりして、待つ事、十五分。
  腹を空かせた腕白中年の前に、真っ赤な丼が差し出される。
  此れは見事な迄の色をした、正に鮪の赤身。
  醤油に漬けているので、其の色合いは丸でレバ刺しの様な、ヘモグロビン色をしている。
  さてと、山葵を軽く塗って頂きますかな。
  其の、鉄を焼いた様な色の鮪を一口頂くと、しっとりとした柔らかい口当たり。
  舌に吸い付くと言うか、舌と同化する様な食感。
  此れは生鮪だろう。
  冷凍物ではこうは行かず、もっとパサパサしてしまう。
  其れが如何だろう。
  此の鮪は嫋やかで、筋張った所は全く無く、歯の無い乳児でも食べられる柔らかさだ。
  漬け方も絶妙で、辛からず、甘からず、丁度良い塩梅で高血圧患者を刺激する…。
  御飯は酢飯ではなく、普通の白米。
  只、予想以上の客入りに、米が間に合わずに追加で炊いた所為も有り、
  少々、水分が多目なのが残念。
  固い米の炊き上がりが好きな人間にとっては困りものだ…。
  然し、其の米の不出来を補って余り有る旨さを放っているのが鮪だ。
  本来、鮪を漬けた物は余り頂かないのだが、此れは中りだ。
  帰りしな、会計の際に例の、恐らく「秀子」が、「美味しかった?」と訊いて来る。
  其れに対し、「美味しかったです」と、右の親指を立てて答え、暖簾を跳ね上げ、午後の仕事へ向かう…。

  因みに、他の御薦めメニューは…、
  ・「生本マグロおさしみ定食」一〇五〇円
  ・「白身魚とコロッケ盛合せ定食」六七〇円
  ・「ブリの味噌味焼定食」七〇〇円
  ・「マグロのおさしみ定食」八八〇円
  ・「サーモンフライ定食」六八〇円
  ・「モーカフライ定食」七〇〇円
  ・「生さんま塩焼定食」六八〇円

秀子 [ その他 ] - Yahoo!グルメ

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住所: 埼玉県春日部市小渕243
営業時間、定休日:
最寄り駅: 北春日部
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※2009年9月4日時点の情報です。
ID:0000421763


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