「そば居酒屋 福里（ふるさと）」【帯広】

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◆「そば居酒屋 福里（ふるさと）」【帯広】

　…十八時過ぎに仕事を終え、同僚の方々と宿に戻り、四人で帯広最後の晩なので街へ出る。
　　「西１南８」とか言う住居表示に慣れず、碁盤の目の様に巡らされた道路に困惑する中、
　　昨晩、一足先に帯広入りした僕が目星を付けていた、「北の屋台」と言う、
　　帯広名物の屋台村へと出向き、良さそうな店を探す…。
　　何れの屋台も、一〇人が入れば一杯に成ってしまい、其れ故に競争率は高い。
　　必然的に、食べたい入りたい店と言うよりは、空いている店を選ばざるを得ない。
　　運良く、此方の「福里」と言う店に空席を見付け、四名で雪崩れ込む…。

　◎「生ビール」五〇〇円
　…昨晩の帯広は気温一〇度だったが、今夜は十八度と暖かい。
　　昨晩の寒さは何だったのだろうかと思う程…。
　　其れは兎も角、暑かろうが寒かろうが、僕には麦酒が有りさえすれば良い。
　　仕事中は汗を流して動き回ったので、麦酒が美味しく感じられる。
　　御通しは水雲酢。

　
　◎「厚岸産焼き牡蠣」五〇〇円
　…四人共、各々、好きな物を発注して頂く事に。
　　僕は貝フェチなので、御薦めメニューとして掲げられている焼いた牡蠣を発注。
　　「時価」としてあったが、今日は一人前五〇〇円と言う価格設定の様子。
　　此れならば、安心して頂ける。
　　一人前は二個。
　　プリップリの牡蠣が、殻の付いた状態で運ばれて来る。
　　添えられた檸檬を搾り、後は口一杯に頬張るだけ…。
　　適度な自然の塩分が効いており、磯の香りがプ～ンと漂う。
　　見た目通り、プリッとしており、張りの有る身が旨さを引き立たせる。
　　牡蠣を始め、海松貝、北寄貝、つぶ貝、帆立貝、青柳、鳥貝…、貝は旨いな。

　　〆に、「そば居酒屋」を謳うだけあるので「かしわそば」を発注するも、
　　連休で蕎麦粉が入荷せず、蕎麦を打つ事が出来ずに品切れと言うので、
　　諦め、麦酒三杯と焼き牡蠣だけで打ち止め。
　　まあ、朝御飯をしっかり頂き、直ぐ様、豚丼を掻っ込んだのだから、晩は軽めで良かろう…。