◆「我空」【池袋】
◎「浸け豚そば+味たまご」九〇〇円
…三連休もあっと言う間に過ぎ去り、今日から社会復帰。
三連休中に腰の痛みは引かず、逆に、風邪の菌を増殖させてしまった様だ。
過酷な、長く辛い一週間の始まりだと言うのに…。
例によって、作業の合間を縫い、十三時に昼休憩と成る。
先週に引き続き、「喰い物担当」の僕は、後を付いて来る同僚の方二名と共に、
池袋の街を彷徨い、予め、目星を付けておいた此方へと潜入する。
言わずと知れた高田馬場の超人気店「俺の空」の支店が池袋に出来たらしい。
店頭には運良く行列は無く、小洒落た木戸を押し開けて店内に入る。
薄暗く照明が落とされ、一層、御洒落臭を醸し出している。
店内には先客五~六名が居り、時間的にも余裕が有るので待つ事にする。
券売機を前に、彼是と悩んでいる暇も無く、「浸け豚そば+味たまご」の釦を咄嗟に押す。
待っている間、食券を回収に来た際、麺の量を大中小と選べると言うので、
腕白中年は迷う事無く、「大」で御願いする。
待つ事、一〇分強でカウンターしか無い席の端から三席分を宛がわれる。
程無くして提供されたつけ麺は、此れ又、今流行りの魚介豚骨。
まあ、何時もの通り、其の系統を敢えて狙って訪れているのだが…。
麺は白っぽい色合いで、手繰ってみると太さは其れ程でもなく、中太麺と言った所だが、
平麺で、「つけ麺 弐★゛や~にぼしや~」の「濃厚煮干しそば」の様な麺。
此れを、茶褐色をした、魚介豚骨スープの典型の様なつけ汁に潜らせる。
つけ汁は残念な事に温く、此の麺の量では最後は相当に冷めてしまうのが目に見える…。
豚の軟骨のコラーゲンを配合したと言うつけ汁は粘性が有り、麺に良く絡む。
此れも又、終盤はつけ汁が足りなくなると言う虞が容易に推測出来る…。
味は、魚粉も適度に入っており、魚系の味わいもしっかりと味わえるが、
豚の軟骨のコラーゲンが入っていたり、具の刻み叉焼が結構入っていたりと、動物系が濃く出ている。
コラーゲンと一緒に、刻み玉葱も麺と絡まって口に入って来る食感が面白い。
シャリシャリと言う歯触り、適度な辛味と甘味が良い。
麺の「大」は四〇〇グラム有ると言い、極太麺の四〇〇グラムは大した事はないが、
中太麺程度の物だと、可也多く感じられ、一瞬、怯む…。
然し、ツルツルとした表面の舌触りと、スルスルと入って行く喉越しの御蔭で、苦も無く頂ける。
刻み叉焼はゴロゴロと入っており、赤身の部位はしっかりとした噛み応えで、
ギューっと噛み締めたくなる旨さが絶妙。
脂身のトロトロ感も味わえ、「豚そば」と名乗るだけの事は有る。
味付け玉子は程好い半熟加減で、齧った箇所からつけ汁を注ぎ、一気に頬張る。
案の定、最後はつけ汁はすっかり冷たくなり、量も足りなくなり、苦労する。
此れでスープ割りをする方が難しかろう…。
三連休中に腰の痛みは引かず、逆に、風邪の菌を増殖させてしまった様だ。
過酷な、長く辛い一週間の始まりだと言うのに…。
例によって、作業の合間を縫い、十三時に昼休憩と成る。
先週に引き続き、「喰い物担当」の僕は、後を付いて来る同僚の方二名と共に、
池袋の街を彷徨い、予め、目星を付けておいた此方へと潜入する。
言わずと知れた高田馬場の超人気店「俺の空」の支店が池袋に出来たらしい。
店頭には運良く行列は無く、小洒落た木戸を押し開けて店内に入る。
薄暗く照明が落とされ、一層、御洒落臭を醸し出している。
店内には先客五~六名が居り、時間的にも余裕が有るので待つ事にする。
券売機を前に、彼是と悩んでいる暇も無く、「浸け豚そば+味たまご」の釦を咄嗟に押す。
待っている間、食券を回収に来た際、麺の量を大中小と選べると言うので、
腕白中年は迷う事無く、「大」で御願いする。
待つ事、一〇分強でカウンターしか無い席の端から三席分を宛がわれる。
程無くして提供されたつけ麺は、此れ又、今流行りの魚介豚骨。
まあ、何時もの通り、其の系統を敢えて狙って訪れているのだが…。
麺は白っぽい色合いで、手繰ってみると太さは其れ程でもなく、中太麺と言った所だが、
平麺で、「つけ麺 弐★゛や~にぼしや~」の「濃厚煮干しそば」の様な麺。
此れを、茶褐色をした、魚介豚骨スープの典型の様なつけ汁に潜らせる。
つけ汁は残念な事に温く、此の麺の量では最後は相当に冷めてしまうのが目に見える…。
豚の軟骨のコラーゲンを配合したと言うつけ汁は粘性が有り、麺に良く絡む。
此れも又、終盤はつけ汁が足りなくなると言う虞が容易に推測出来る…。
味は、魚粉も適度に入っており、魚系の味わいもしっかりと味わえるが、
豚の軟骨のコラーゲンが入っていたり、具の刻み叉焼が結構入っていたりと、動物系が濃く出ている。
コラーゲンと一緒に、刻み玉葱も麺と絡まって口に入って来る食感が面白い。
シャリシャリと言う歯触り、適度な辛味と甘味が良い。
麺の「大」は四〇〇グラム有ると言い、極太麺の四〇〇グラムは大した事はないが、
中太麺程度の物だと、可也多く感じられ、一瞬、怯む…。
然し、ツルツルとした表面の舌触りと、スルスルと入って行く喉越しの御蔭で、苦も無く頂ける。
刻み叉焼はゴロゴロと入っており、赤身の部位はしっかりとした噛み応えで、
ギューっと噛み締めたくなる旨さが絶妙。
脂身のトロトロ感も味わえ、「豚そば」と名乗るだけの事は有る。
味付け玉子は程好い半熟加減で、齧った箇所からつけ汁を注ぎ、一気に頬張る。
案の定、最後はつけ汁はすっかり冷たくなり、量も足りなくなり、苦労する。
此れでスープ割りをする方が難しかろう…。