続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「秩父そば みやま」【長瀞】

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◆「秩父そば みやま」【長瀞

 ◎「肉汁うどん」九〇〇円

 …昨日。
  今日、十一月三日、文化の日が出勤の為、代わりに休みを充てて頂く。
  土曜日、日曜日、月曜日と三連休の最終日、折角なので出掛けてみる。
  見切り発車で、紅葉前線を追い駆け、当て所無く秩父方面へ自動車を走らせる。
  思い付きの為、家を出るのが十一時過ぎと遅く、長瀞へ着いたのが十三時半過ぎ。
  寒気の影響で、暑がりで未だ夏だと思っている流石の僕も、秋を感じてみる…。
  休みの合間の平日と、此の寒さも相俟って、岩畳へと向かい商店街は閑散としている。
  薄ら寒く、半ば、営業を諦めている商店さえ見掛けられる…。
  そんな中、暖を取る意味も込め、昼御飯を済ませる。
  岩畳へと向かう道路に蕎麦屋のメニューを記した看板だけ出ており、
  実際の店は奥まった場所に在るらしいと言うのが気に成り、民家に侵入する様に入って行く。
  こう言う、如何にも隠れ家的な店が旨かったりすると言うのを願って入店。
  時間も時間で、天気も天気の為、広い店内には二組しか客は居ない。
  メニューを眺め、一番上に記されている「舞茸天ざる」が一押しであると判断したが、
  如何せん、一四〇〇円以上するので、流石に石油王でもなければ無理なので回避…。
  一〇〇〇円以下のメニューを物色し、「肉汁」と言う文字を発見し、
  秩父蕎麦を謳っている店にも拘らず、肉汁には矢張り饂飩だろうと言う、
  固定観念の塊でガチガチに縛られている性格の為、捻くれて「肉汁うどん」を発注。
  如何も、自分の考えを変えるのが嫌な、面倒臭い性格なもので…。
  埼玉県や多摩地区で親しまれている武蔵野饂飩の御手本の様な見た目の肉汁饂飩が遣って来る。
  汁は黒々とし、豚肉と葱が入っており、麺は極太ではないが、適度な太さをしている。
  早速、「農林六十一号」と言う地粉を使った饂飩を手繰って啜る。
  歯を押し返す様な強靭な腰や弾力は感じられず、多少のモチモチ感が有り、
  言ってみれば、給食のソフト麺を少し上等にした感じだが、田舎らしさは出ている。
  汁は甘辛く、此の手のつけ汁饂飩の汁としては及第点か。
  先週、名古屋駅構内で棊子麺を頂いたが、汁が白茶けていて、薄味だったのが残念で、
  矢張り、蕎麦や饂飩のつゆは此れ位に真っ黒でないと困る…。
  さて、味付けは宜しいのだが、豚肉が硬い!
  豚肉と言うよりは、熊や猪と言った獣肉の様にさえ感じられる程。
  途中で噛むのを放棄し、飲み込んで後は胃酸に任せる事にする…。
  〆は蕎麦湯で割り、身体を温めるべく、綺麗に飲み干す。

~御負け~
 長瀞・岩畳
 …紅葉は未だ未だの様で、僅かに色付いている程度。
  荒川が翡翠の様な色をして、一層、寒々しさを醸し出している…
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 秩父浦山ダム
 …此方も紅葉は此れからと言った塩梅。
  十六時前で風も強く、ダムの上の吹き曝しの為、矢鱈に寒いが、微か遠くに赤城山が見える。
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