続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「つけ麺 弐★゛屋~にぼしや~」【日進】

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◆「つけ麺 弐★゛屋~にぼしや~」【日進】


 ◎「魚介豚骨つけ麺(特盛)」七八〇円+「メンマ増し」一〇〇円

 …昨晩、原町に入り、三日振りに東北の寒さを肌で感じる。
  腰が破壊されそうな痛みを伴う中、何とか仕事を熟し、やっとこさっとこ帰還する。
  三連休を頂戴し、身体が鈍った所為か、腰が随分とひ弱に成った様だ。
  此の腰の状態の儘、明日から徳島へと出掛けるのが、些か不安に成って来る…。
  日進駅へと降り立ち、晩御飯は此方にしようと固く心に決めていた。
  此処最近、旨い、本格的なラーメンを頂いていないなと思い、
  此方の営業時間に間に合い、十六日振りに此方の暖簾を威勢良く跳ね上げる。
  普段は満席で、酷い時には行列も出来る繁盛振りだが、時間的に早い所為も手伝って、
  店内には三名のみで、然も、大っ嫌いな木っ端アベックが居ないのが助かる…。
  前回は「濃厚煮干しつけ麺」を頂いたので、今回は前々回に頂いて味の進化を遂げていた、
  「魚介豚骨つけ麺」にし、更なる味の革命が起こっている事を期待する…。
  序に、「メンマ増し」釦も押し、久し振りの旨いつけ麺を堪能してみる。
  柔和な笑顔が素敵な店主が先につけ汁を出して呉れ、少し間を置いて、
  新しく入ったと思しき助手の方から、念入りに水切りされた麺の器を受け取る。
  さあ、心置き無く、存分に旨いつけ麺を味わおう。
  つけ汁は濃厚な茶褐色をしており、見るからに旨そう。
  何度も執拗いが、旨い物は茶色をしている。
  麺を箸で手繰り、其のつけ汁に浸し、一気に啜る。
  前々回、味の進化を遂げ、同時につけ汁の粘性も強くなり、濃厚な味へと変貌したが、
  今回も其の粘度は維持され、動物系の出汁が十分に効いており、ガツンと来る濃さ。
  魚粉も投入されており、プリン体フェチが喜ぶ、和風な香りも漂う。
  甘味が丁度良く、「東池袋大勝軒」系の様な不自然な甘ったるさとは無縁だ。
  麺は極太で、此の太さは久し振りだ。
  箸で手繰るのも難しい程の太さで、つけ汁に浸して啜ると、強靭な腰が効いている。
  又、モッチモッチとした弾力が感じられ、完全国産小麦麺を謳うだけある。
  ヅヅヅヅヅと音を荒げて啜ると、ブルルンと唸りを上げる様な力強い麺。
  此れは中々、原町では頂けない味だ…。
  具の叉焼は、相変わらず、僕の心をグッと掴んで離さない旨さ。
  脂身のトロトロ加減、赤身の噛み応え、しっかりと染み込んだ味付け、全てに於いて好みだ。
  此れを摘みに麦酒で一杯遣りたいものだ。
  「メンマ増し」釦を押し、増量した麺麻も、此方で光る逸品。
  枕木の様な太さで、サックリとした歯触りが心地好い。
  間違い無く、此方も麦酒の摘みとして十分に成立する…。
  最後は、スープ割りをせず、原液の儘、ヅヅヅイと飲み干し、
  玉葱の微塵切りのシャリシャリ感を感じ、御馳走様でした。