…メンソーレ!
と言う訳で、腰が絶望的に悪い状況で、然も、暑がりの僕が、南国は阿波国に遣って来る…。
東京国際空港発一〇時一〇分、「翼の折れたエンジェル」こと、今流行りの、
日本航空一四三三便、徳島空港行きに搭乗し、飛行機の恐怖と闘い乍ら、
眉間に皺を寄せつつ、徳島空港に降り立つ。
直ぐ様、同僚の方々と合流し、シータクに相乗りし、宿へと向かう…。
チェックインは未だ出来ない為、荷物だけを預け、昼御飯を摂りに出、其の儘、仕事へ向かう。
周囲に其れらしい飲食店は無く、饂飩屋が一軒在るのみで、仕方無く、飛び込んでみる…。
と言う訳で、腰が絶望的に悪い状況で、然も、暑がりの僕が、南国は阿波国に遣って来る…。
東京国際空港発一〇時一〇分、「翼の折れたエンジェル」こと、今流行りの、
日本航空一四三三便、徳島空港行きに搭乗し、飛行機の恐怖と闘い乍ら、
眉間に皺を寄せつつ、徳島空港に降り立つ。
直ぐ様、同僚の方々と合流し、シータクに相乗りし、宿へと向かう…。
チェックインは未だ出来ない為、荷物だけを預け、昼御飯を摂りに出、其の儘、仕事へ向かう。
周囲に其れらしい飲食店は無く、饂飩屋が一軒在るのみで、仕方無く、飛び込んでみる…。
◎「サバ寿司」三五〇円
…店内に入り、奥の座敷席に通され、メニューを眺め、発注を済ます。
店に入って中程に、様々な寿司が入れられたショウケースが魅惑的に見え、
メニューの中から其れらしい名前を探し出し、然も、其れが僕の好物の鯖の寿司であると判明し、
居ても立っても居られず、イの一番に発注する。
見た目からして如何やら、バッテラの様な押し寿司ではなく、普通の握り寿司の様子。
四国四県の中でも、最も関西圏の色合いが濃いと言うだけあり、鯖寿司が好まれているのだろう。
鯖はしっかりと〆られており、酢が満遍無く馴染んでいる。
関東人からすると、鯖の身の赤味が残る程度の半生の〆加減を良いとするが、
郷に入っては郷に従えと言うので、此の鯖寿司を美味しく頂く。
酢飯は御握りの様な丸型で、裸の大将が喜びそうな大きさ。
素朴な感じが何とも良い…。
◎「月見うどん」四八〇円
…饂飩と蕎麦が有るが、関西圏、そして、隣りが讃岐と言う事も有り、饂飩を発注する。
此の手の麺類には玉子が入っていないと嫌な性分の為、月見饂飩で…。
埼玉と言う所は実に微妙な場所で、江戸は言う迄も無く、蕎麦文化が根付いているが、
江戸の周辺の武蔵野台地では饂飩、と言っても、つけ麺型の饂飩が、武蔵野饂飩として親しまれている。
そして、僕の身体には、半分、長野県の血が流れている為、蕎麦に対しても思い入れが有る。
そんな人間が、饂飩の文化圏で、饂飩を喰らう…。
つゆは見聞する通り、色が薄く、昆布や熬り子を中心とした出汁の様だ。
いざ、啜ってみると、関東の様な醤油の味は感じられず、非常にあっさりした感じ。
ラーメンで言うと、塩ラーメンを頂いている感じとでも言おうか…。
ん~、此れは此れで有りなのだろうな。
醤油の茶色が感じられないつゆは、今一、物足り無さに欠ける嫌いが有る。
饂飩は、讃岐饂飩の様な強靭な腰は感じられず、至って普通の弾力。
モチモチ、艶艶とした感じは有ろうか…。
具は、蒲鉾、とろろ昆布、海苔、そして、個人的に好きなのが、甘辛く煮た椎茸。
此れが特に好きで、バッテラの酢飯の間に椎茸の煮たのが挟まったのも好き。
此れが良い味のアクセントに成っている。
そして、主賓の生玉子が鎮座し、此れを最後に、一気に口に入れ、つゆと配合して味わう。
此の一瞬が至福の時で、卵黄の濃厚な味わいが口一杯に拡がるのが好き…。
※2009年11月25日時点の情報です。
ID:0005871990
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