続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「山田うどん」【柳瀬川】

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◆「山田うどん」【柳瀬川】


 ◎「かつ丼セット」八五〇円

 …今日の日帰り仕事ぶらり旅は、近場で新座に出掛ける。
  久し振りに県内に出掛ける様な気がする。
  師走に入ってから続いている、此の日帰り仕事旅だが、此れは此れで体力的に厳しい。
  兎に角、動き回るので、十二月で早くも日に一万歩を超える日が五日。
  足が棒の様に成るとは正に此の事だ…。
  今日も十三時過ぎに昼御飯を摂りに外へ出る。
  国道四六三号線沿いに在る、此方の饂飩チェーンに甘んじる。
  「しまむら」、「かっぱ寿司」と並ぶ、埼玉県を代表する企業で、
  県内の彼方此方に黄色い案山子のマークの安価な饂飩店を展開している。
  味は正直、期待してはいけない。
  手っ取り早く済ましたい時や、他に選択肢が無い時に飛び込むに過ぎない…。
  此方のチェーンに入るのは、数年振りだろうか。
  カウンター席に座るなり、「餃子一〇〇円ですが如何ですか?」と、
  今週の金曜日迄の特価商品を薦められるが、饂飩屋で餃子を食すつもりは無い…。
  メニューを眺め、セットメニューの中から、「かつ丼セット」を発注する。
  饂飩と蕎麦が選択出来、勿論、「うどん」と付く店なので、饂飩で御願いする。
  すると、「丸い饂飩と、平打ちの饂飩、どちらに為さいますか?」と、
  数年前には訊かれなかった問いが返って来る。
  折角なので、何も考えず、平打ちの饂飩で御願いする。
  其の後、店内を見廻すと、其の二種類の饂飩が選択出来る旨を記したポスターが貼られている。
  通常の「かかしうどん」は、温かいメニューとの相性が良く、昔乍らの「モチッ」とした食感。
  「平打ちうどん」は、ざる、つけ汁との相性が良く、「つるん」とした食感。
  此のセットに付いて来るのは温かい狸饂飩。
  即ち、温かい饂飩には通常の丸い断面の「かかしうどん」を薦めているが、
  僕が発注したのは、冷たい饂飩向けの「平打ちうどん」。
  又しても「後のフェスティヴァル」で、僕の人生、何時もこうだ…。
  其の饂飩から頂くと、つゆは至って普通で、何の変哲も特色も無い味わい。
  件の平打ちうどんは、武蔵野饂飩の様な超強力な腰は此れっぱかりも無く、
  給食のソフト麺の様な弾力で、歯の弱い方でも安心して召し上がる事が出来る。
  唯一の救いは、狸饂飩なので、天かすが入っており、多少のコッテリ感が味わえる点。
  カツ丼はと言えば、此れ又、ジャンクでチープな感じで、カツも薄め。
  味付けは、個人的には甘辛さが足りず、もう少し濃い味の方が良い。
  カツは四切れで、玉子綴じも取り立てて半熟と言う訳でもなく、至って普通。
  第一、緑豆が載っているのが許せない…。
  まあ、街の何の特色も無い中華屋同様で、此の手の店も必要なのだ。
  或る意味、ファストフードなのだから…。