続・ROCK‘N’ROLL退屈男

続・ROCK‘N’ROLL退屈男 B面⇒https://twitter.com/RandR_taikutsu

「とんかつ 清水屋」【池袋】

イメージ 1

◆「とんかつ 清水屋」【池袋】

 ◎「ランチ(上ロース定食)」一〇〇〇円

 …今日の日帰り仕事ぶらり旅の舞台は池袋。
  昨日の渋谷に続き、繁華街でドキドキしてしまう…。
  漸く冬らしい寒さに見舞われるも、室内は暑く、汗を拭き乍ら仕事を熟す。
  十三時に成り、三名で池袋の街へ出、昼御飯を摂る。
  全く目星を付けていなかった為、上役に導かれ、豚カツ屋へと出掛ける。
  狭い階段を上がり、建物の二階に店は在る。
  何かのアジトの様な階段に緊張してしまう…。
  店内に入り、四人掛けのテーブル席に案内される。
  壁には其の日の「ランチ」が掲げられており、今日は「上ロース定食」と言う。
  通常は一一五五円の所、一〇〇〇円で頂けるらしい。
  清水の舞台からバンジージャンプした心持ちで、四桁の金額のメニューを発注。
  何せ、普通の「ロース定食」は八四〇円なのだから、何かが決定的に異なるのだろう…。
  其の「ロース定食」を頼んだ同僚の方の物と見比べると、其れは一目瞭然だ。
  兎に角、厚さが全く違う。
  倍近くは違うのではと思う程…。
  見た目、此の豚カツに違和感を覚えたのは、色の白さ。
  低温の油で揚げているのか、随分と白茶けている。
  揚げ物は矢張り、こんがり狐色と相場が決まっていよう…。
  まあ、此の分厚さに免じて目を瞑り、卓上のソースをなみなみと浴びせ掛ける作業に入る。
  昨今の豚カツ屋に見られる、胡麻を擂ったりと言うのは無い。
  至って簡素で、昔乍らと言う趣き。
  早速、端っこから頂く。
  厚さにして、一.五センチメートルは有るだろうか。
  思い切り頬張ると、脂身から脂がジュワーっと溢れ出して来る。
  丸で、養豚場が洪水で押し流されて来るかの様だ。
  脂身と言えども、噛み切れないと言う事は無く、肌理細かい脂が染み出して来る。
  矢張り、豚カツはロースに限る。
  ヒレを頼むのは無粋だ。
  又しても、安部譲二先生の名言「豚の脂身を我慢して迄、長生きしたくないよね」、
  此の言葉が脳内をグルグルと駆け巡る…。
  赤身の部位は、しっかりとした噛み応えが有るも、非常に柔らかくて食べ易い。
  然し、此の豚カツの難点は、衣が直ぐに剥げ落ちてしまう。
  ボロっと落ちてしまい、箸で元の通りに成形して頬張る。
  こんがり、カリッと齧り付きたいのが本音だ…。
  仕方無く、千切りキャベツもソースをどぶどぶ掛けて遣っ付ける。
  味噌汁は豚汁で、他には御香香が付く。
  土地柄、一〇〇〇円と言う価格は致し方有るまい。
  脂身が堪能出来たので、此れは此れで良かろう…。

清水屋 [ かつ、串揚げ ] - Yahoo!グルメ

https://img.map.yahoo.co.jp/ymap/mk_map?lat=35.43.43.359&lon=139.43.3.370&width=300&height=300&sc=3&size=p&prop=gourmet


住所: 東京都豊島区東池袋1丁目8-7
営業時間、定休日:
最寄り駅: 池袋
Yahoo!グルメでこの店舗のクチコミを見る

※2009年12月16日時点の情報です。
ID:0000983520


https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/t/taakun_latitude88north/20010101/20010101000000.gif