…旭での仕事を十八時半に終え、本数の少ない電車を乗り継ぎ、成田駅に降り立つ。
明日の仕事が茨城県の石岡の為、移動し易い様にと、成田に宿を宛がわれる…。
折りしも、世間様は伴天連正月前夜と浮かれ狂い、ベッドを軋ませる晩。
そんな日に、土地勘の無い場所に身を置き、晩御飯を摂りに門前町を彷徨う。
成田山新勝寺の門前町の為、駅周辺は宗教的な色合いが感じられる。
こう言う日はラーメン店でとっとと済まそうと、目星を付けていたが、
駅前の複雑な地形も相俟って、見付ける事が出来ず、京成成田駅へと舞い戻る。
僕の人生、何時もこうだ…。
独りで入れそうな店は、「ちりめん亭」と此方のみ。
成田と言えば「餃子の王将」なのだと、固く心に言い聞かせ、溜息を吐いて店内へ入る…。
明日の仕事が茨城県の石岡の為、移動し易い様にと、成田に宿を宛がわれる…。
折りしも、世間様は伴天連正月前夜と浮かれ狂い、ベッドを軋ませる晩。
そんな日に、土地勘の無い場所に身を置き、晩御飯を摂りに門前町を彷徨う。
成田山新勝寺の門前町の為、駅周辺は宗教的な色合いが感じられる。
こう言う日はラーメン店でとっとと済まそうと、目星を付けていたが、
駅前の複雑な地形も相俟って、見付ける事が出来ず、京成成田駅へと舞い戻る。
僕の人生、何時もこうだ…。
独りで入れそうな店は、「ちりめん亭」と此方のみ。
成田と言えば「餃子の王将」なのだと、固く心に言い聞かせ、溜息を吐いて店内へ入る…。
◎「生ビール」四八三円
…もう、呑まずには居られないわね、こんな日は。
増収増益を続けていると言うだけあって、店内は満席の混み具合。
カウンター席の端っこに陣取り、小さく成って麦酒を呷る。
寂しさと刹那さと心細さが、逆に心地好い。
篠原涼子か…。
…もう、呑まずには居られないわね、こんな日は。
増収増益を続けていると言うだけあって、店内は満席の混み具合。
カウンター席の端っこに陣取り、小さく成って麦酒を呷る。
寂しさと刹那さと心細さが、逆に心地好い。
篠原涼子か…。
◎「チューリップ」四〇〇円
…伴天連正月の時期に合わせたのか如何かは不明だが、唐揚げが食べたいと思っていた所へ、
俗に言う「チューリップ」の鶏の唐揚げが期間限定で安売りしていると言うので、
昨晩、「ケンタッキーフライドチキン」を先走って頂いたにも拘らずに発注する。
昔乍らの弁当の鶏の唐揚げの様な感じで懐かしい…。
檸檬を搾り、一緒に付いて来た「特製香辛料」を振り掛けて頂く。
表面はサクッと、カリッと香ばしく、檸檬の酸味も爽やかさを感じさせる。
「特製香辛料」とは「ダイショー味塩こしょう」と何ら変わり無い…。
塩気が増し、高血圧患者としては嬉しい限りだ。
骨から身が綺麗に剥がれて食べ易い。
◎「餃子」二三一円
…折角、餃子専門店に来たのだから、一応、餃子も頂いておかねば成るまい。
個人的には「ぎょうざの満洲」の味には遠く及ばないが、麦酒の摘みには最適だ…。
卓上の餃子のタレは使わず、酢を多め、醤油を少なめ、辣油は垂らさず、
独自の配合でタレを作り、麦酒の摘みを頬張る。
中から肉汁が溢れ出す様な感じは無いが、地味に旨い。
伴天連正月前夜に餃子も、中々悪くない…。
◎「焼めし」四二〇円
…唐揚げと餃子だけも良いかなと思ったが、腕白の血が騒ぐ。
「王将ラーメン」と散々迷い、「焼めし」にする。
呑んだ後の〆はラーメンと相場が決まっているが、何だか、炒飯が気に成る。
普段、ラーメンのセットで付く小さな炒飯は頂くものの、炒飯を単品で頂く事は皆無だ…。
厨房内は丸で戦争の様な忙しさで、見ている方が疲れる程。
強火の中華鍋で炒められた炒飯が、大忙しの厨房から提供される。
炒飯は蓮華で掬って頬張ると、パラパラと米粒が解れる。
味付けも適度の塩気で、意外にも旨い。
四二〇円ならば十分に納得出来る味ではなかろうか。
刻み叉焼も入っており、玉子を纏った米粒と一緒に解れる感じが良い。
※2009年12月24日時点の情報です。
ID:0007122535
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