続・ROCK‘N’ROLL退屈男

続・ROCK‘N’ROLL退屈男 B面⇒https://twitter.com/RandR_taikutsu

「餃子の王将」【京成成田】


 …旭での仕事を十八時半に終え、本数の少ない電車を乗り継ぎ、成田駅に降り立つ。
  明日の仕事が茨城県の石岡の為、移動し易い様にと、成田に宿を宛がわれる…。
  折りしも、世間様は伴天連正月前夜と浮かれ狂い、ベッドを軋ませる晩。
  そんな日に、土地勘の無い場所に身を置き、晩御飯を摂りに門前町を彷徨う。
  成田山新勝寺門前町の為、駅周辺は宗教的な色合いが感じられる。
  こう言う日はラーメン店でとっとと済まそうと、目星を付けていたが、
  駅前の複雑な地形も相俟って、見付ける事が出来ず、京成成田駅へと舞い戻る。
  僕の人生、何時もこうだ…。
  独りで入れそうな店は、「ちりめん亭」と此方のみ。
  成田と言えば「餃子の王将」なのだと、固く心に言い聞かせ、溜息を吐いて店内へ入る…。

 ◎「生ビール」四八三円
 …もう、呑まずには居られないわね、こんな日は。
  増収増益を続けていると言うだけあって、店内は満席の混み具合。
  カウンター席の端っこに陣取り、小さく成って麦酒を呷る。
  寂しさと刹那さと心細さが、逆に心地好い。
  篠原涼子か…。

イメージ 1
 ◎「チューリップ」四〇〇円
 …伴天連正月の時期に合わせたのか如何かは不明だが、唐揚げが食べたいと思っていた所へ、
  俗に言う「チューリップ」の鶏の唐揚げが期間限定で安売りしていると言うので、
  昨晩、「ケンタッキーフライドチキン」を先走って頂いたにも拘らずに発注する。
  昔乍らの弁当の鶏の唐揚げの様な感じで懐かしい…。
  檸檬を搾り、一緒に付いて来た「特製香辛料」を振り掛けて頂く。
  表面はサクッと、カリッと香ばしく、檸檬の酸味も爽やかさを感じさせる。
  「特製香辛料」とは「ダイショー味塩こしょう」と何ら変わり無い…。
  塩気が増し、高血圧患者としては嬉しい限りだ。
  骨から身が綺麗に剥がれて食べ易い。

イメージ 2
 ◎「餃子」二三一円
 …折角、餃子専門店に来たのだから、一応、餃子も頂いておかねば成るまい。
  個人的には「ぎょうざの満洲」の味には遠く及ばないが、麦酒の摘みには最適だ…。
  卓上の餃子のタレは使わず、酢を多め、醤油を少なめ、辣油は垂らさず、
  独自の配合でタレを作り、麦酒の摘みを頬張る。
  中から肉汁が溢れ出す様な感じは無いが、地味に旨い。
  伴天連正月前夜に餃子も、中々悪くない…。

イメージ 3
 ◎「焼めし」四二〇円
 …唐揚げと餃子だけも良いかなと思ったが、腕白の血が騒ぐ。
  「王将ラーメン」と散々迷い、「焼めし」にする。
  呑んだ後の〆はラーメンと相場が決まっているが、何だか、炒飯が気に成る。
  普段、ラーメンのセットで付く小さな炒飯は頂くものの、炒飯を単品で頂く事は皆無だ…。
  厨房内は丸で戦争の様な忙しさで、見ている方が疲れる程。
  強火の中華鍋で炒められた炒飯が、大忙しの厨房から提供される。
  炒飯は蓮華で掬って頬張ると、パラパラと米粒が解れる。
  味付けも適度の塩気で、意外にも旨い。
  四二〇円ならば十分に納得出来る味ではなかろうか。
  刻み叉焼も入っており、玉子を纏った米粒と一緒に解れる感じが良い。

 麦酒を二杯頂き、伴天連正月前夜の晩餐を終える…。
 此の伴天連正月、乳繰り合っている木っ端アベックに此の歌を捧ぐ。

遥かなるクリスマス さだまさし Sada Masashi

餃子の王将京成成田駅前店 [ 餃子、飲茶 ] - Yahoo!グルメ

https://img.map.yahoo.co.jp/ymap/mk_map?lat=35.46.26.292&lon=140.19.9.389&width=300&height=300&sc=3&size=p&prop=gourmet


住所: 千葉県成田市花崎町814-33
営業時間、定休日:
最寄り駅: 京成成田
Yahoo!グルメでこの店舗のクチコミを見る

※2009年12月24日時点の情報です。
ID:0007122535


https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/t/taakun_latitude88north/20010101/20010101000000.gif