「Ｋｉｔｃｈｅｎ Ｓａｋｕｒａ」【石岡】

◆「Ｋｉｔｃｈｅｎ　Ｓａｋｕｒａ」【石岡】

　◎「ポークしょうが焼き」一〇八〇円

　…世間様が伴天連正月で浮き足立っている中、昨日から、年内最後の旅に出る。
　　昨日は千葉県は旭での仕事を終え、夜は成田に宿泊し、今朝は七時起きで、
　　茨城県は石岡へと出掛け、「チバラキ」巡りの終焉を迎える…。
　　例によって黙々と仕事をし、十三時過ぎに上司と昼御飯を摂りに出る。
　　目星は予め付けてある。
　　其の昔、此の地区を担当していた時分、石岡で昼御飯を摂るとなれば、
　　必ずと言って良い程に訪れていた、街の洋食屋の様な雰囲気の此方。
　　地元の御婦人方で店内は賑わい、今日も御多分に洩れず、マダムンムン…。
　　此方を訪れるのは三年振り位に成ろうかと、感慨に耽り乍ら、メニューを捲る。
　　一通りの洋食メニューが揃っており、中でもハンバーグが自慢の様だ。
　　以前、「ジャンボデミチーズハンバーグ」を頂いた様に記憶している。
　　数年振りの訪店の今日は、此方も嘗て頂いた事の有る「ポークしょうが焼き」。
　　朧げ乍ら、美味しかった筈だと、アルツハイマーに侵された脳に問い掛けてみる…。
　　「ポークしょうが焼き」は鉄板に載せられ、ヂウヂウ言い乍ら遣って来る。
　　此れぞ、洋食屋らしい感じで好きだ。
　　生姜焼きと言えば、此処最近は豚の小間切れ肉や、バラ肉の物を頂いているが、
　　此方のはロースの部位の様で、ポークソテーの様な趣きが感じられる。
　　芳しい香りが立ち昇る茶褐色の肉塊を頬張る。
　　初めは生姜の味わいが其れ程に感じられないが、肉を噛み締めるに連れ、
　　生姜の風味と、ヒリっと言う辛味が口中に感じられ、爽やかな辛さが拡がる。
　　タレの味付けは塩辛いだけでなく、適度な甘味も有り、丸味の有る印象。
　　タレがしっかりと肉と絡み合い、味が染みているので旨い。
　　豚肉は脂身は少ない乍らも、ジュワーっと肉汁が染み出し、脂の甘味が味わえる。
　　豚肉は脂が旨いので好きだ…。
　　赤身の部位はギュッと噛み締めたくなる弾力で、旨味が凝縮されている。
　　肉が旨ければ、其の下に敷かれたキャベツや、付け合わせの甘い人参、隠元、じゃが芋も、
　　何とか我慢して食べようと言う気に成ると言うものだ…。
　　セットには、御飯、味噌汁、御香香、鹿尾菜と切り干し大根の煮物、飲み物が付く。
　　飲み物は冷やし珈琲を御願いし、食後に配膳して貰うと、
　　此方のサーヴィスのケーキも一緒に出て来る。
　　勿論、伴天連正月でなくても、何時行っても出て来る。
　　甘い物が嫌いな僕だが、此方のケーキは素朴な感じで、何より、スポンジの部分が多くて良い。
　　然も、フワフワしているので、歯の無い老人でも容易く頂けるのが嬉しい。
　　
さくら　[ 洋食 ] - Yahoo!グルメ

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住所： 茨城県石岡市国府4丁目4-20
営業時間、定休日：
最寄り駅： 石岡
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※2009年12月25日時点の情報です。
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