続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「麺家 一徹 旭」【旭】

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◆「麺家 一徹 旭」【旭】


 ◎「つけ麺(中盛)」八五〇円

 …世間様は伴天連正月前夜と浮かれ腐っているが、こちとら、今日から出張。
  日本中の連れ込み宿の全てが揺れ、耐震偽装物件であれば倒壊の危険も起こりそうな日。
  木っ端アベックが乳繰り合い、白濁液を撒き散らし、「此れが本当のホワイトクリスマス」等とほざき、
  酒池肉林を繰り広げるのであろう日に、選りに選って、千葉県、茨城県
  即ち、「チバラキ」を一泊二日で巡る旅巡業に出る…。
  初日の今日は、銚子の手前の旭と言う街に、上司と二人で訪れる。
  電車は単線で、一時間に二本有れば良い方で、時間帯によっては、走っていない程…。
  そんな長閑な街で仕事をし、十三時過ぎに昼御飯を摂る。
  偶々、「つけ麺専門店」と言う赤い看板が目に飛び込み、直ぐに決定。
  店の決定権を、上司が僕に委ねて呉れたので助かる…。
  国道沿いに面し、客の入りは良さそうで、店内は八割方埋まっている。
  窓際の陽が燦燦と注ぎ込む席に、大の暑がりが二人して陣取り、汗を拭う。
  メニューを見渡し、初めて訪れる店なので、其の店の一番の売りと思われる物を発注する。
  メニューの最上段に載っている「つけ麺」を、一〇〇円増しの「中盛」で御願いする。
  昼時は半ライスが付くと言うので、序に付けて貰う事にする。
  麺の量は三〇〇グラムに成ると言うが、昨今、大盛、特盛迄が無料と言う店が多いのに、
  然も、三〇〇グラムと言う量は、些か、サーヴィスに欠ける嫌いは否めない…。
  店内には、「千葉県東部で唯一のWスープ」と謳われているが、真偽の程は不明だ。
  冬の陽射しの照らされ、汗をかいている所へ、つけ麺が運ばれて来る。
  言われる通り、見た目は今流行りの魚介系醤油豚骨のWスープだ。
  仄かに魚粉が浮いているのが見て取れる。
  麺は中太で、上には刻み海苔が塗されており、其れを箸で手繰り、つけ汁に潜らせる。
  酸味は感じられず、僅かなとろみが有り、豚骨が多少強めに出ている印象。
  魚介の風味も感じられるが、魚粉ガッツリの濃厚な感じはしない。
  具は薄く刻んだ叉焼と、やや太目の麺麻。
  具も少々地味だ…。
  麺の腰や弾力は可も無く不可も無く、特筆すべき特徴は無い。
  つけ汁に関しても、遣りたい事は理解出来るのだが、味が追いついていない印象。
  都内や東京周縁部の店の出来とは、未だ乖離が有る様だ…。
  〆は、スープ割り用のスープが一緒に付いているので、割って頂く。
  身体に悪いと知り乍ら、然して高評価ではないつけ汁も完食してしまうのが難点だ…。
  
一徹旭 [ ラーメン ] - Yahoo!グルメ

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住所: 千葉県旭市イ2826-1
営業時間、定休日:
最寄り駅: 旭(千葉県)
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※2009年12月24日時点の情報です。
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