続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「NOODLE&BAR JOYNT」【本庄】

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◆「NOODLE&BAR JOYNT」【本庄】


 ◎「ツケメン(400g)」八五〇円

 …昨日から本庄での仕事の為、実家の深谷に泊まらせて貰っているが、
  如何せん、家族から嫌われている為、息苦しいったら有りゃしない…。
  そんな針の筵を抜け出し、午後からの仕事の為、本庄へと向かう。
  正午前に本庄に着き、仕事に備えて腹拵えを済ましておく。
  本庄駅に降り立つのは数年振りで、駅前を彷徨つく。
  随分と寂れてしまっているので、食事を出来る店も中々見当たらない。
  そんな中、小洒落た店の前に「つけ麺」と言う幟を発見する。
  昼はラーメンを提供し、夜はバーと言う形態の店の様らしい。
  僕の様な不細工軍曹には敷居が高いが、他に其れらしい店も無く、意を決して入店する。
  カウンターにはウヰスキー、葡萄酒、洋酒、焼酎の瓶がズラリと並んでいる。
  店内には客は居らず、カウンター席の端っこに座り、メニューを眺める。
  「トンコツラァメン」、「ミソブタラァメン」、「ツケメン」と言う三本立て。
  其の中から、「ツケメン」を四〇〇グラムで発注する。
  メニューの能書きには、「濃い目のタレにとろみの有る豚骨魚介系のスープ。
  相性ピッタリのモチモチな中太玉子麺をスープに浸け、麺を持ち上げると、
  節の良い香りが漂います」と謳われている。
  遣って来たつけ麺は、茶濁したつけ汁と中太の麺で、見た目では其の通りだ。
  早速、麺を箸で手繰り、茶褐色のつけ汁に浸して啜ると、少々、味が薄い印象。
  つけ汁と良く見てみると、茶濁していると思いきや、僅かに澄んでいる。
  否、澄んでいると言うよりも、豚骨の油で油濁していると言った方が正しいだろう。
  二昼夜、強火で炊き出したと言う濃厚豚骨スープが此方の売りの様で、
  濃厚と言うか、油っこさが感じられ、味が薄いと言うのも、底にタレが沈殿している。
  良く混ぜないと駄目である事を、終盤にして気付く愚かしさ…。
  魚介の風味は、プーンと漂う程度で、其れ程、強烈に全面には押し出されていない。
  つけ汁は総じて、ドロドロ感は無く、サラッとした部類に入るだろうか。
  麺はモッチリしており、強靭な腰を味わう感じではない。
  上に塗された海苔の風味が良く、此のつけ汁には合う気がする。
  具は、赤身の部位が多目で、サックリとした歯応えの刻み叉焼と、
  良く味が染み込んでいる麺麻で、何れも味は良いのだが、もう一つ特徴が欲しい所…。
  〆にスープ割りが有るのか如何かは不明だが、何れにしても、原液の儘、飲み干す主義なので、
  油濁した茶褐色の、味が沈殿したつけ汁をヅヅヅイと飲み干す。
  油っこい所為で、午後の職務中、腹を下した事は言う迄も無い…。