続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「手打らあめん 丸山」【足利市】

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 ◎「チャーシューメン」八〇〇円

 …金曜日、土曜日の休日が終わり、今週も日曜日から動き出す。
  今週は金曜日迄の六連勤の為、身体が持つか如何かが心配だ…。
  今日から、U字工事の故郷の栃木県は足利へと出掛ける。
  久喜駅から東武伊勢崎線に乗り換え、館林駅を過ぎると長閑な田園風景が続く…。
  足利市駅に十三時半に到着し、集合時間を前に昼御飯を済ませる。
  予め、駅付近のラーメン店は目星を付けており、駅から徒歩四、五分の此方に決める。
  隣り町の佐野ラーメンを提供している店の様だ。
  店の前に着くと、上品な造りの蕎麦屋、料理屋と言った佇まいで、高級感が溢れている。
  引き戸を開けて入ると、更に引き戸が有り、入るのにも一苦労。
  重たいトランクケースを転がして、手動の扉を二度も開けて入るのは億劫だ…。
  独りぼっちである事を告げると、カウンター席に通される。
  店内は地元民らしき人々で其れなりに混雑している。
  席に着き、卓上のメニューを眺め、一発で決める。
  佐野ラーメンは、通常のラーメンが五〇〇円台と安いので、叉焼麺も一般店よりも安い。
  と言う事で、月末で困窮しているにも拘らず、贅沢にも「チャーシューメン」を発注。
  つくづく、堪え性の無さを痛感する…。
  佐野ラーメンを頂くのは豪い久し振りで、前回頂いたのを思い出そうとするだけで、
  頭痛がして来そうな程に記憶の扉が開かない…。
  味の想像は出来てしまうのだが、地の物を頂く事を常にしているので、しっかりと頂く。
  スープは透き通った黄金色をしていて綺麗だ。
  あっさりとした鶏ガラの出汁が強めに出ている事を予想するが、
  意外にも、醤油の味わいが立っている様に感じられる。
  醤油の酸味や辛味が先に感じられ、次に鶏ガラを中心とした出汁の風味が付いて来る。
  麺は、佐野ラーメンの特徴である青竹打ちのピロピロした麺。
  製麺機で打った物ではなく、手打ちの為に麺の太さや幅が不揃いなのが良い。
  啜った瞬間、唇、口内、歯、喉の順に、其のピロピロとした食感が感じられ、
  其れで居て、モチモチとした饂飩の様な腰や弾力も感じられる。
  此の麺は好きだ。
  具の叉焼はバラ肉を巻いた物で、芯の赤身の部位はしっかりとした噛み応えが有るものの、
  柔らかさも併せ持っており、外縁の脂身の部位はプルプル感が有って旨い。
  叉焼麺にして正解だ。
  具は他に麺麻が入る。
  後半、卓上の胡椒を振り掛けて頂いてみる。
  子供の時分は、ラーメンに胡椒を振り掛ける大人を見て、理解に苦しんだが、
  漸く最近に成って、其の旨さが理解出来る様に成って来た様だ。
  仄かな辛さが刺激的で、あっさりとしたスープに別の旨さを与えて呉れる。
  勿論、スープは全て飲み干し、麺の切れ端も残らず頂く…。