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◆「札幌ラーメン めんくら」【秦野】
「札幌ラーメン めんくら」【秦野】
◎「みそバターラーメン」七〇〇円＋「味付玉子」一〇〇円
…昨日。
此の日も同僚の方の引き継ぎに同行し、遠路遥遥、秦野へと朝一で向かう。
毎日の様に、小田原急行電鉄やら、相模鉄道に乗っている…。
伊勢原駅を過ぎると、真っ白い雪化粧を施した丹沢山系の稜線がくっきりと見える。
見ているだけで寒さが倍増する…。
晴れてはいるものの、風が冷たく、芯から冷える様な寒さが身に堪える。
秦野での仕事を順調に終え、次の町田へと向かう前に腹拵えを済ましておく。
予め、秦野市内のラーメン店を調べており、其の中の店が偶然にも道すがらに見える。
札幌ラーメンを売りにする店で、此の寒さを凌ぐ意味でも、此方以外に無いだろうと決定。
店内に入ると、中華鍋で萌やしを炒める音が耳に飛び込んで来る。
カウンター席に腰掛け、メニューを見遣る。
此方の一押しメニューは「みそバターミルクラーメン」らしい。
然し、幾ら何でも、乳臭い物には如何も拒否反応が出てしまう。
女性の方は大好きだが…。
閑話休題。
此の先、あと何食頂けるか分からない大事な食事を台無しにする訳には行かない。
なので、乳臭くない味噌ラーメンにしてみる。
然し、根っからの気紛れで、バター嫌いにも拘らず、「みそバターラーメン」を頼む天邪鬼…。
何と言うのか、怖い物見たさの様な感じだ。
高所恐怖症なのにマリンタワーに登ったり、脱いだ衣服の匂いを嗅いでみたりするのと一緒だ…。
メニューに但し書きがされており、スープの最適な温度、麺の固さ等、
最適な状態で提供する為、一度の作業は五人前迄となっているらしく、
又、札幌ラーメンの特徴である野菜を炒める工程が有る為、時間が掛かるとの事。
まあ、こちとら、旨けりゃ何でも良い…。
焦らされて登場する味噌ラーメンには、丸で、北大西洋に沈み行くタイタニック号の様に、
バターの塊が茶褐色の味噌味のスープに浮かんでいる。
先ずは、バターが溶け出していない辺りから啜ってみると、サラッとしたさっぱりとした味わい。
然し乍ら、淡白な薄っぺらい味ではなく、コクと旨味が感じられる。
さて、懸案のバターの溶け出した味はと言えば、意外にも悪くない。
更にコクが増し、円やかさが感じられ、塩気も増している。
麺麭に塗る様な塊のバターは苦手だが、溶けてしまえばこっちのものだ…。
麺は札幌ラーメンらしい、真っ黄色の縮れの効いた麺。
味噌ラーメンは此れでないと困る。
スープの持ち上げも良く、プリプリしていて旨い。
そして、此方で侮っていたのが叉焼。
味噌ラーメンと言えば、ともすると、炒めた野菜が入る代わりに叉焼を入れない店も有るが、
此方のはしっかりとした、五ミリメートル程の厚みの有る物が入る。
十分に味が染み込み、脂身は適度に有り、赤身の部位は柔らかい乍らも心地好い噛み応え。
二〇〇円を追加して、叉焼を増量すれば良かったと後悔する…。
具は他に、萌やし、麺麻、葱。
トッピングの味付け玉子も先ず先ずの出来で、然したる期待を寄せていなかっただけに、
満足度は其れなりに高い様に感じられる。
こんなに寒いのに、真夏の様に汗をかいて店を出て町田へ向かう…。
此の日も同僚の方の引き継ぎに同行し、遠路遥遥、秦野へと朝一で向かう。
毎日の様に、小田原急行電鉄やら、相模鉄道に乗っている…。
伊勢原駅を過ぎると、真っ白い雪化粧を施した丹沢山系の稜線がくっきりと見える。
見ているだけで寒さが倍増する…。
晴れてはいるものの、風が冷たく、芯から冷える様な寒さが身に堪える。
秦野での仕事を順調に終え、次の町田へと向かう前に腹拵えを済ましておく。
予め、秦野市内のラーメン店を調べており、其の中の店が偶然にも道すがらに見える。
札幌ラーメンを売りにする店で、此の寒さを凌ぐ意味でも、此方以外に無いだろうと決定。
店内に入ると、中華鍋で萌やしを炒める音が耳に飛び込んで来る。
カウンター席に腰掛け、メニューを見遣る。
此方の一押しメニューは「みそバターミルクラーメン」らしい。
然し、幾ら何でも、乳臭い物には如何も拒否反応が出てしまう。
女性の方は大好きだが…。
閑話休題。
此の先、あと何食頂けるか分からない大事な食事を台無しにする訳には行かない。
なので、乳臭くない味噌ラーメンにしてみる。
然し、根っからの気紛れで、バター嫌いにも拘らず、「みそバターラーメン」を頼む天邪鬼…。
何と言うのか、怖い物見たさの様な感じだ。
高所恐怖症なのにマリンタワーに登ったり、脱いだ衣服の匂いを嗅いでみたりするのと一緒だ…。
メニューに但し書きがされており、スープの最適な温度、麺の固さ等、
最適な状態で提供する為、一度の作業は五人前迄となっているらしく、
又、札幌ラーメンの特徴である野菜を炒める工程が有る為、時間が掛かるとの事。
まあ、こちとら、旨けりゃ何でも良い…。
焦らされて登場する味噌ラーメンには、丸で、北大西洋に沈み行くタイタニック号の様に、
バターの塊が茶褐色の味噌味のスープに浮かんでいる。
先ずは、バターが溶け出していない辺りから啜ってみると、サラッとしたさっぱりとした味わい。
然し乍ら、淡白な薄っぺらい味ではなく、コクと旨味が感じられる。
さて、懸案のバターの溶け出した味はと言えば、意外にも悪くない。
更にコクが増し、円やかさが感じられ、塩気も増している。
麺麭に塗る様な塊のバターは苦手だが、溶けてしまえばこっちのものだ…。
麺は札幌ラーメンらしい、真っ黄色の縮れの効いた麺。
味噌ラーメンは此れでないと困る。
スープの持ち上げも良く、プリプリしていて旨い。
そして、此方で侮っていたのが叉焼。
味噌ラーメンと言えば、ともすると、炒めた野菜が入る代わりに叉焼を入れない店も有るが、
此方のはしっかりとした、五ミリメートル程の厚みの有る物が入る。
十分に味が染み込み、脂身は適度に有り、赤身の部位は柔らかい乍らも心地好い噛み応え。
二〇〇円を追加して、叉焼を増量すれば良かったと後悔する…。
具は他に、萌やし、麺麻、葱。
トッピングの味付け玉子も先ず先ずの出来で、然したる期待を寄せていなかっただけに、
満足度は其れなりに高い様に感じられる。
こんなに寒いのに、真夏の様に汗をかいて店を出て町田へ向かう…。
※2010年2月5日時点の情報です。
ID:0001517874
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